第24回LG杯朝鮮日報棋王戦本戦ー準決勝

3年ぶり、韓国がLG杯制圧!

10月30日に韓国で「第24回LG杯朝鮮日報棋王戦」の本戦準決勝が行われた。(参照元URL)
韓国の朴廷桓九段と申眞諝九段が中国の強敵を打ち破り、韓国棋士同士の決勝戦となった。
なお、決勝三番勝負は韓国で2020年2月10、12、13日に行われる予定だ。
以下に本日の結果と準決勝の組合せをまとめたの参照ください。(左側が勝者)

【10月30日(水):準決勝の結果】
申眞諝九段(韓)―柯潔九段(中)
朴廷桓九段(韓)―陶欣然七段(中)

【2020年2月10、12、13日:決勝三番勝負の日程】
申眞諝九段(韓)―朴廷桓九段(韓)

韓国棋士がLG杯を制すのは2016年以来、3年ぶりの快挙となった。
今年6月の春蘭杯でも韓国同士の決勝が実現しており、中国一強時代に待ったをかけている。
この勢いで他棋戦でも中国の勢いを止められるか、注目していきたい。

 実戦譜1「ツケノビの新常識」


黒番は朴廷桓九段、白番は陶欣然七段です。
白1の高ガカリに黒2、4とツケノビるのが最もよく打たれている受け方。
右上に黒が控えている場合、白5に黒6と右辺を占めるのが現代のセオリーとなっています。
昔でも偶に見られた手法でしたが、今では常法として定着しつつある打ち方です。
結果、黒3目半勝ち。

 実戦譜2-1「一間ジマリ対策」


黒番は申眞諝九段、白番は柯潔九段です。
黒1のツケが小目の一間ジマリへ手をつける有力手段となりました。
研究が進んでおり、現代では常套手段の一つとして広く打たれています。


白2には黒3から9と左辺の白陣を荒らしていきます。
白10は左辺を占めながら黒にプレッシャーをかける好手に見えますが――、


黒11から15がサバキの手筋で形良く脱出することに成功します。
黒23まで、左辺が治まると同時に、AかBの何れかを打てる態勢となり黒悪くない碁形。

 実戦譜2-2「勝負手のツケ」


黒番は申眞諝九段、白番は柯潔九段です。
絶妙なバランスを保つ局面で、黒1のツケで下辺を深く消す積極策を講じます。
当然、白2と包囲されますが、申眞諝九段は巧みにサバいていきます。


黒3の踏み込みに白4と下辺の黒を大きく飲み込みにきます。
黒5から9に白10でAとBを見合いにされて、黒苦しく見えますが――、


黒11から15を先に決めてから、黒17と守ったのが予定の行動でした。
黒A以下の手段が狙われているため、白18と補強するのは必要な手続き。
その間に、黒21と上辺一帯の模様を広げれば、黒十分な戦果と言えるでしょう。
この折衝を境に申眞諝九段が主導権を握り、勝利を掴みました。
結果、黒中押し勝ち。

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