SAIプロジェクト始動

コミ変更対応に着手

囲碁AI・SAIは、LeelaZeroのプログラムを基本として開発されているもの。
コミ変更に対応するのが大きな目標で、7路盤と9路盤ではうまく機能したようだ。
9月22日より19路盤の強化学習が始まったが、初期段階で実用レベルには至っていない。
しかし、多くのAIは中国ルール(コミ7目半)しか対応しておらず、大きな試みと言えそうだ。
(強化学習の様子はこちら、7路盤の論文はこちら、9路盤はこちらを参照ください)

 ルール変更の難しさ

LeelaZeroを基本としているが、コミ移動に対応するため一から強化し直す必要がある。
今の強化学習の方法では、ルール変更など対して大きな修正を求められることが推測される。
特に、現代のAIは序盤から半目差を争う高いレベルであり、コミの変動は致命的とも言える。
GolaxyやKatagoはコミやルール変更に対応でき、長い目で見れば生き残るAIかもしれない。
(現在、最強と目される絶芸も中国ルールにしか対応していない)

 LeelaZeroの目数表示へ期待

コミの移動が可能となれば、Katagoのように目数表示の優劣が可能になるかもしれない。
Lizzie0.8は来年にリリースする意向を示しており、新機能追加への布石だと期待してしまう。
今の囲碁AI界は限られた計算資源で効率の高い方法を模索しており、今後の発展が楽しみだ。

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