第24回LG杯朝鮮日報棋王戦本戦ー8強戦

中国2名、韓国2名が準決勝へ

10月28日に韓国で「第24回LG杯朝鮮日報棋王戦」の本戦8強戦が行われた。(参照元URL)
韓国棋士が中国棋士に2勝1敗で勝ち越し、準決勝の組合せは韓中決戦となった。
優勝賞金は3億ウォン(約2790万円)、準優勝は1億ウォン(約930万円)だ。
なお、本戦準決勝は10月30日に同所で行われる予定だ。
以下に本日の結果と準決勝の組合せをまとめたの参照ください。(左側が勝者)

【10月28日(月):8強戦の結果】
柯潔九段(中)―陳耀燁九段(中)
陶欣然七段(中)―金志錫九段(韓)
申眞諝九段(韓)―許嘉陽八段(中)
朴廷桓九段(韓)―彭立嶢七段(中)

【10月30日(水):準決勝の組合せ】
柯潔九段(中)―申眞諝九段(韓)
陶欣然七段(中)―朴廷桓九段(韓)

韓国ランキング1、2位が共に勝ち上がり、自国主催の棋戦で意地を見せた。
国内のタイトル戦は早碁棋戦のみで、棋戦数も指折りとかなり苦しい状況となっている。
これからの韓国碁界発展を目指す上でも、今回のチャンスをものにしたいはずだ。
さて、対局を振り返っていきます。

 実戦譜1「ツケの技法」


黒番は陳耀燁九段、白番は柯潔九段です。
下辺の競り合いが続く中、白1のツケでサバキを目指したのが面白い。
たとえば、黒Aは白B以下で右下の黒三子がほぼ取られの形になるので黒不満。


実戦は黒2、4と白四子を取る進行を選択。
一方、白は5から9と中央の主導権を握れたので、白十分なワカレと言えるでしょう。
各所で稼いだ白の実利を活かせる局面で、黒の追及をうまくかわせています。
結果、白5目半勝ち。

 実戦譜2「サバキのテクニック」


黒番は彭立嶢七段、白番は朴廷桓九段です。
右辺を受けず、白1と大場に走るスピード重視の石運びを見せます。
黒2が厳しく見えますが、ここで白3のツケを朴廷桓九段は用意していました。
例えば、黒Aは白B以下で捨石にして外周を厚くして白悪くないです。


黒4には白5から9と先手でかわした後、白11以下と下辺の模様を拡大します。
右辺の攻防は黒から仕掛けた場なので、手番を渡してこの程度の戦果ではイマイチ。
黒の仕掛けを巧みにいなした朴廷桓九段の芸が光っています。
結果、白中押し勝ち。

 実戦譜3「鋭い踏み込み」


黒番が許嘉陽八段、白番は申眞諝九段です。
黒1と下辺を広げた瞬間、白2と踏み込んだのが驚愕の一着。
黒Aは白Bのハネ返しでCやDを狙われ、黒が支え切れないという主張だ。


実戦は黒3と受けるも、白8から10でAとBを見られて下辺の白は捕まりません。
下辺の黒陣を大きく食い破ることに成功し、申眞諝九段が準決勝へ駒を進めました。
結果、白中押し勝ち。

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