第32期中国名人戦三番勝負

芈昱廷が2連覇

9月22、24、25日に中国で「第32期中国名人戦三番勝負」が行われた。
中国の芈昱廷九段(23)が許嘉阳八段(20)を2勝1敗で破り、2連覇を果たした。
優勝賞金は30万元(約450万円)、準優勝は10万元(約230万円)である。
なお、持ち時間は各2時間+1分の秒読み5回、中国ルールで行われた。
下記に対戦成績をまとめたので参照ください。

【中国名人戦三番勝負の結果】
第1局(9月22日):許嘉阳八段―△芈昱廷九段、白中押し勝ち
第2局(9月24日):芈昱廷九段―△許嘉阳八段、白中押し勝ち
第3局(9月25日):芈昱廷九段―△許嘉阳八段、白中押し勝ち

 第1局「フリカワリの判断」


黒番は芈昱廷九段、白番は許嘉阳八段です。
白1をコウ材にするのは、黒2から4と制されて白の損が大きいように見えます。
ただし、黒はそれほど地を稼いでいない上に下辺の黒陣が薄く、先の打ち方が難しい。
一方、白は弱い石がなく各所で地を稼いでおり、バランスを取れた局面と言えそうです。
こうした相場の感覚が身につけば、序盤で楽に優勢を築けるかもしれません。
結果、白中押し勝ち。

 第2局「ケイマジマリの再燃」


黒番は許嘉阳八段、白番は芈昱廷九段です。
アルファ碁が現れて以来、黒1のケイマジマリは良くないと評価されてきました。
しかし、絶芸の評価は他の構えよりも僅かに優るとしており、実戦例はまた増えている。
AIによる優劣判断はよく変わるので、信用し過ぎるのはまずいようだ。
結果、白中押し勝ち。

 第3局「重くする発想」


黒番は許嘉阳八段、白番は芈昱廷九段です。
白2と黒3を交換して下辺の黒を捨てにくくし、白4から6と戦う方針を選択。
右上に立派な黒陣を敷かれており、白としては右下の戦いで大きな戦果が求められます。
そうした背景があり、白は何れの黒も捨てられない状況を作り、乱戦に持ち込んだようです。
結果、白中押し勝ち。

「編集後記」
どの碁も水面下に現れない戦いが多く、読み解くのが難しいものばかりでした。
正直、どこを取り上げるべきか悩んでこのような記事になっていますorz

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