2019中信証券杯世界囲碁AI大会―四日目

卓越したFineArtの実力

8月24日に中国で「2019中信証券杯世界囲碁AI大会」の決勝五番勝負が行われた。
FineArtがGOLAXYに3連勝し、去年に続いて囲碁AI世界一の座を獲得した。
他の囲碁AIも相当成長しているものの、FineArtが追随を許さない実力を証明した。
以下に本日の結果をまとめたので参照ください。

準々決勝 準決勝 決勝
FineArt FineArt FineArt
3-0
FineArt
3-0
Clear Stone
CGI HanDol
HanDol
GOLAXY GOLAXY GOLAXY
3-0
YiXiaoTian
GLOBIS-AQZ LeelaZero
LeelaZero


【実戦譜:鋭い打ち込み】

黒番はGOLAXY、白番はFineArtです。
上辺の白が不安定に見えますが、白1と右辺に打ち込んで戦いを挑んでいきます。
黒Aと封鎖するのは白B以下で何れかの黒が取られる態勢となるので――、


黒2と種石を守るのは仕方ないところ。
ただ、白3から5と脱出しても、黒6以下で上辺の白が危うい格好となります。
黒は右辺を破られた代償を上辺の攻防で取り戻せそうですが――、


白9、11と中央の黒一団を狙うのが明るい発想です。
右上の白五子は状況次第で逃げ出すことも可能なので、黒は悩ましい局面となりました。
一方、白は右辺を破りながら攻勢に転じて白十分な展開と言えるでしょう。
結果、白中押し勝ち。

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