2019中信証券杯世界囲碁AI大会―三日目

囲碁AIトップ2が頂上決戦

8月23日に中国で「2019中信証券杯世界囲碁AI大会」の準決勝三番勝負が行われた。
準決勝は下馬評通り、FineArtとGOLAXYが圧倒的な強さを見せて決勝進出を果たした。
なお、決勝五番勝負は8月24、25日に同所に行われる予定だ。
以下に本日の結果をまとめたので参照ください。

準々決勝 準決勝 決勝
FineArt FineArt FineArt
3-0
Clear Stone
CGI HanDol
HanDol
GOLAXY GOLAXY GOLAXY
3-0
YiXiaoTian
GLOBIS-AQZ LeelaZero
LeelaZero


【実戦譜:華麗なシノギ】

黒番はHanDol、白番はFineArtです。
黒1から5は上辺と右上の白を分断して厳しく追及する意図があります。
両方の白をシノぐのが大変に見えますが、FineArtは何事もなかったように整形します。


白6と右辺に弾力を持たせてから、白8と上辺の黒へ働きかけていきます。
▲の二子を狙われているため、黒は上辺に手を回しづらいので――、


黒9と種石を守るのは自然な石運び。
右辺の白が危なく見えますが、構わず白10と上辺の補強を優先していきます。
黒11と封鎖されても、白12から14で取られる心配はないという主張です。
打たれてみれば当然に見えますが、水面下の読みがあり実戦するのは難しいものです。


黒15以下、黒は各所の白へ追及しますが、大きな戦果が得られない戦況となりました。
白に上辺や右辺の黒への寄り付きが狙われており、逆に黒が攻められる立場になっています。
着実な石運びであり、FineArtはまだまだ余力を残しているようにさえ感じます。
結果、白中押し勝ち。

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