中国甲級リーグ2019―第13戦

リーグ戦の分岐点

8月12日に中国で「中国甲級リーグ」の第13戦が行われた。(参考元はこちら)
第15戦終了時に上位8チームが決勝トーナメントへ、下位8チームが残留戦へ分かれる。
残り2戦で優勝戦線に残れるか、リーグ戦の正念場を向かえているようだ。
なお、第14戦は8月24日、第15戦は8月26日に行われる予定だ。
以下に本日の結果をまとめたので参照ください。(〇がついた棋士が勝者)

【8月12日(月):第13戦の結果】
<深圳正方园 vs 成都懿锦控股>
陈昱森―〇党毅飛
申旻埈―廖元赫
严在明―古霊益
戎毅―〇朴廷桓

<国旅联合厦门 vs 加加食品天津>
孙腾宇―唐韦星
柯潔―谢尔豪
范胤―〇王泽锦
彭立尧―陈正勋

<天津四建 vs 潍坊高新区>
王世一―伊凌涛
孟泰龄―〇江维傑
尧潇童―〇范廷钰
李雨昂―陈梓健

<中信北京 vs 上海建桥学院>
蔡竞―〇李维清
陈耀烨―〇范蕴若
柁嘉熹―〇王星昊
韩一洲―〇胡耀宇

<苏泊尔杭州 vs 江西四特酒>
連笑―杨楷文
申真谞―辜梓豪
李钦诚―〇卞相壹
谢科―许嘉阳

<重庆 vs 江苏>
何语涵―〇陳賢
杨鼎新―芈昱廷
李翔宇―〇赵晨宇
李轩豪―黄昕

<浙江云林棋禅 vs 民生信用卡北京>
童梦成―沈沛然
张涛―〇時越
檀啸―石豫来
金志锡―陶欣然

<龙元明城杭州 vs 拉萨净土>
邬光亚―張強
丁浩―周睿羊
李东勋―〇毛睿龙
夏晨琨―陳浩

順位 チーム名 勝点 勝星 主将勝星
苏泊尔杭州 31 34 11
龙元明城杭州 25 32 7
成都懿锦控股 25 30 9
国旅联合厦门 22 31 6
民生信用卡北京 22 27 8
江西四特酒 22 26 9
上海建桥学院 21 29 7
江苏 21 29 6
中信北京 21 27 6
10 重庆 21 25 9
11 浙江云林棋禅 18 26 5
12 拉萨净土 16 23 6
13 深圳正方园 15 20 6
14 加加食品天津 14 21 4
15 潍坊高新区 13 23 3
16 天津四建 13 4


【実戦譜:定石の進化】
黒番は陶欣然七段、白番は金志锡九段です。
白3のカケに黒4、6と切断するのは当然の反撃。
以前は白Aと整形するのが主流でしたが、現在では黒B以下で白甘いと見られています。


そこで、白7と右下の黒に圧力をかけるのが主流となりました。
黒8、10と守るのは仕方なく、白13まではほぼ一本道の進行です。
続いて、黒Aの切りは白B以下で白有利な戦いとなるので――、


黒14と柔軟に封鎖を図るのが定石手順となっています。
白Aは黒B以下で下辺の白が痛むので、強引に包囲網を突破しづらい格好です。


白15から19と右方の補強を進めていきます。
Aと右下の黒を攻める狙いやBと薄みを突く傷があり、黒は薄い格好に見えます。
しかし、陶欣然七段は面白い手法で白に対抗していきます。


黒20、22と相手の出方を見てから、黒24と下辺に働きかけるのが用意していた手順。
白A、黒B、白Cと下辺を補強するのは、黒Dで右方の白が苦しい格好となります。


白25、27と包囲網突破を図りますが、構わず黒28と下辺の白を制していきます。
白31から35と黒四子を制し、黒36と下辺の白を取り切るいい加減なワカレとなりました。
ただ、右辺方向に白厚くなったため、右上の黒陣が薄くなり若干白打ちやすそうです。
よく表れる戦型の一つなので、事前に準備しておきたい定石ですね。
結果、白中押し勝ち。

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