三々定石のオススメ戦術

三々入りの簡明策

最近は星へ三々入りするのが常法となっており、少しずつ打ち方が収束しつつあります。
ただ、難しい変化があまりにも多く、棋力問わずに敬遠する方も少なくないはずです。
そこで、今回は比較的簡明に打ち進められる打ち方の一つを紹介していきます。


【テーマ図:簡明な決め方】
黒1の三々入りに対し、白2から4と受けるのは実戦例の多い打ち方の一つ。
黒5、7とわかりやすく形を決めてきた時、白はどういう構想を描くべきか難しいところ。
今回は定石その後の打ち方を中心に、誰でも扱える簡明策を紹介していきます。


白8と黒9を交換してシチョウ関係を良くするのが大切なポイント。
シチョウが白良しの場合、白10から12と左下の整形を図るのが有力になります。
続いて、黒Aと抱えるのは白Bと左辺方向への進出を止めて白良しなので――、


黒13と白一子を取るのは当然の一手。
白20まで一本道の変化となった後、黒Aは白Bのシチョウが成立して白良しです。
そこで、黒はシチョウが悪い場合に取るべき戦術を展開していきます。


黒21のハネから強引に外周の傷を残し、黒25と左下隅を守っていきます。
白Aと抜くのもあるが、黒Bと動き出されて難しい競り合いが続くのでオススメしません。


白26、28と黒一子を抜くのがわかりやすい対応策です。
白はAとBを見合いにして、黒の変化の余地を消しています。


黒29と左下を守るなら、白30と黒二子を制して白有利なワカレです。
黒Aと逃げ出されても白Bで取れるので、シチョウ関係がなくなります。



【参考図:鋭い切り返し】
前図の変化を避けるため、黒2とノビるのも考えられます。
これには白3、5と切り返すのが、白の用意していた手筋です。
続いて、黒Aと粘るのは白B以下と対応して白有利な戦いに持ち込めます。


黒6と抜くなら白7と左下の黒との連絡を断つことができます。
黒8と封鎖を試みられても、白9のツケで黒の包囲網を破れます。


黒10、12と押さえ込みには白13と手を戻せます。
黒14とダメを詰めてくるなら、白15と脱出できるので白打ちやすい展開です。
ただ、下辺方面に黒の厚みを築かれるため、大きな差でないことを留意する必要があります。

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