中国甲級リーグ2019―第12戦

申真谞九段が勝率1位

8月10日に中国で「中国甲級リーグ」の第12戦が行われた。(参考元はこちら)
韓国の申真谞九段が10勝1敗(90.9%)の好成績を上げ、12戦時点で勝率1位となった。
自国ランキングでも1位に輝いており、国内外問わずに好成績を残している。
以下に本日の結果をまとめたので参照ください。(〇がついた棋士が勝者)

【8月10日(土):第12戦の結果】
<江西四特酒 vs 深圳正方园>
屠晓宇―〇戎毅
辜梓豪―申旻俊
许嘉阳―严在明
卞相壹―王硕

<潍坊高新区 vs 国旅联合厦门>
范廷钰―〇孙腾宇
江维傑―柯潔
伊凌涛―〇范胤
陳梓健―彭立尧

<上海建桥学院 vs 天津四建>
李维清―王世一
范蕴若―孟泰龄
王星昊―尧潇童
胡耀宇―李雨昂

<成都懿锦控股 vs 中信北京>
古霊益―〇蔡竞
朴廷桓―陳耀烨
廖元赫―〇柁嘉熹
党毅飛―韩一洲

<拉萨净土 vs 浙江云林棋禅>
毛睿龙―〇檀啸
周睿羊―金志锡
陳浩―〇張涛
姜东润―童梦成

<民生信用卡北京 vs 重庆>
沈沛然―李翔宇
時越―杨鼎新
石豫来―〇何语涵
陶欣然―李轩豪

<江苏 vs 苏泊尔杭州>
陳賢―〇李钦诚
赵晨宇―〇申真谞
黄昕―〇連笑
芈昱廷―谢科

<加加食品天津 vs 龙元明城杭州>
陈正勋―〇邬光亚
谢尔豪―丁浩
王泽锦―〇夏晨琨
唐韦星―李东勋

順位 チーム名 勝点 勝星 主将勝星
苏泊尔杭州 28 31 10
成都懿锦控股 24 28 8
龙元明城杭州 22 29
民生信用卡北京 22 26 7
江西四特酒 22 25 10
中信北京 21 27 5
江苏 20 27 6
国旅联合厦门 19 28 6
重庆 19 23 8
10 上海建桥学院 18 25 6
11 拉萨净土 16 22 7
12 浙江云林棋禅 15 23 4
13 加加食品天津 14 20 4
14 深圳正方园 13 18 4
15 潍坊高新区 11 21 1
16 天津四建 11 4


【実戦譜:流行の兆し】
黒番は王硕五段、白番は卞相壹九段です。
黒1から5の三々定石は難解な変化に進む場合が多く、深い研究が要求される戦型の一つ。
そして、本局では最近流行の兆しがある変化が実戦で表れたので紹介していきます。


白6、8を決めてから、白10と難解形へ突き進む変化を選びます。
黒11から15と外周の傷を突かれた後、白Aと受けるのが当然の一手に思われてきました。
しかし、最近は別の戦術が編み出され、白の対応策が大きく変わってきています。


白16のサガリが最近表れた新手法です。
黒17、19と左下の白を取りにきた時に白20と動き出すまではほぼ一本道です。
黒Aは白B以下と外周を厚くする調子を与えるため、若干黒不満なワカレとなるため――、


黒21と丁寧に取りにいくのが相場の進行となります。
白22以下と厚みを築けましたが、黒の実利も大きく見えて黒良しと見る方も少なくないはず。
ただし、白Aの後続手段があり全てが黒地となった訳でないというのが白の主張のようです。
この戦型は多く打たれることになると思うので、今後の世界戦の動向を注目です。
結果、白中押し勝ち。

「編集後記」
今回の戦型は大流行の兆しがあるので、「流行形研究」のカテゴリで記事にする予定です。
厚みを築きたい方向さえ間違っていなければ、いろいろな局面で応用が利きそうです。

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