第6回国手山脈世界プロ最強戦―二日目

中国同士の決勝戦

8月4日に韓国で「第6回国手山脈世界プロ最強戦」の二日目が行われた。(こちらを参照)
日本の山下敬吾九段は中国の陳耀燁九段に敗れ、日本勢はペア碁も含めて敗退となった。
なお、個人戦決勝は中国の陳耀燁九段と廖元赫七段の同国同士の組合せとなった。
以下に本日の結果をまとめたので参照ください。(左側が勝者)

【8月4日(日):2回戦の結果】
陳耀燁九段(中)―山下敬吾九段(日)
廖元赫七段(中)―李東勳九段(韓)
卞相壹九段(韓)―申旻埈九段(韓)
申眞諝九段(韓)―金志錫九段(韓)

【8月4日(日):準決勝の結果】
陳耀燁九段(中)―申眞諝九段(韓)
廖元赫七段(中)―卞相壹九段(韓)


【実戦譜:手抜きの咎め方】
黒番は陳耀燁九段、白番は申眞諝九段です。
白1のツケに黒2と手抜きするのは白3が厳しいため黒良くないとされています。
しかし、この先の打ち方でいくつか重要なポイントがあり、咎めるのは容易でないです。


黒4、6と受けるなら、白7と分断して上下の黒を狙っていきます。
黒8と上辺を補強しようとした瞬間、白9とツケるのが黒の手抜きを咎めるポイントです。


黒10の受けを見てから白11と手を戻すのが大切な手順。
黒12と上辺を守る一手ですが、白13で右辺の黒がほぼ取られの格好となります。


黒16と抵抗しても、白17を一本利かしてから白19で黒は脱出するのが困難な形です。
続いて、黒Aのツケが気になる手段ですが――、


黒20には白21、23と上辺の黒にプレッシャーをかけて自身の整形を目指します。
勢い、黒24と強く反撃しますが、白25の切りが好手で黒の受け方が悩ましいです。


黒26から32と白二子を取るなら、白33と右辺を飲み込んで白十分なワカレです。
こうした変化があるため、白1のツケに黒は手抜きしづらいという背景があります。
ただ、本局は中盤以降で黒の猛追を支えきれず、申九段の連勝記録は25連勝で止まりました。
結果、黒中押し勝ち。

「編集後記」
普段のお仕事の内容が変わったので、1カ月ほどはバタバタする毎日になりそうです。
生放送の時間も土曜日から日曜日に変更するなどあり、お知らせはツイッターを行います。

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