中国甲級リーグ2019―第9戦

苏泊尔杭州チームが首位に

7月20日に中国で「中国甲級リーグ」の第9戦が行われた。(参考元はこちら)
韓国棋士は7勝1敗と好成績をあげ、世界トップレベルの甲級リーグで存在感を示した。
なお、中国甲級リーグの第10戦は7月22日に行われる予定だ。
以下に本日の結果をまとめたので参照ください。(〇がついた棋士が勝者)

【7月20日(土):第9戦の結果】
<潍坊高新区 vs 拉萨净土>

陈梓健―丁世雄
江维傑―〇周睿羊
范廷钰―張強
伊凌涛―姜东润

<加加食品天津 vs 上海建桥学院>
陈正勋―王星昊
唐韦星―范蕴若
王泽锦―〇李维清
谢尔豪―廖行文

<龙元明城杭州 vs 成都懿锦控股>
丁浩―廖元赫
李东勋―党毅飛
張紫良―〇朴廷桓
夏晨琨―古霊益

<国旅联合厦门 vs 江西四特酒>
彭立尧―〇卞相壹
柯潔―〇辜梓豪
朴河旼―屠晓宇
范胤―许嘉阳

<天津四建 vs 江苏>
王世一―〇陳賢
孟泰龄―芈昱廷
黄静远―〇赵晨宇
李雨昂―黄云嵩

<中信北京 vs 民生信用卡北京>
韩一洲―蒋其润
陈耀烨―时越
柁嘉熹―〇沈沛然
金明训―陶欣然

<深圳正方园 vs 浙江云林棋禅>
甘思阳―張涛
申旻埈―童梦成
戎毅―〇檀啸
王硕―〇金志锡

<苏泊尔杭州 vs 重庆>
連笑―古力
申真谞―杨鼎新
李钦诚―〇李轩豪
谢科―何雨涵

順位 チーム名 勝点 勝星 主将勝星
苏泊尔杭州 20 22
中信北京 19 23
民生信用卡北京 17 21
成都懿锦控股 17 21
江苏 16 20
龙元明城杭州 15 21
上海建桥学院 15 19
国旅联合厦门 14 21
江西四特酒 14 17
10 重庆 14 17
11 浙江云林棋禅 13 18
12 拉萨净土 11 16
13 深圳正方园 10 13
14 潍坊高新区 17 0
15 加加食品天津 13
16 天津四建


【実戦譜1:スピード重視】
黒番は辜梓豪九段、白番は柯潔九段です。
黒1のワリ打ちは左下の厚みを背景とした模様化を防ぐ自然な一手。
白2に黒Aと守るなら無難ですが、最近は受けずに黒3など大場に走る手法が増えています。
最近は急場を守らずに大場へ行く実戦例も多く、柔軟な立ち回りが要求されるようです。


白6と黒の手抜きを咎めにいくも、左辺を補強せずに黒7、9と足早に展開していきます。
状況に応じてAやBと動き出す狙いがあり、黒が盤面全体を広く使えていると言えそうです。
「急場よりも大場」を優先した方が良い場合もあるようです。
結果、黒中押し勝ち。



【実戦譜2:飛躍のサバキ】
黒番は張紫良五段、白番は朴廷桓九段です。
白1のツケは今では常識的な戦術の一つとして周知されています。
朴廷桓九段がどういったサバキを見せたのか、実戦を追っていきましょう。


黒2、4と強く反撃するのは当然の態度。
黒10までほぼ一本道の進行に進んだ場合、白A以下と形を決めるのが一般的でした。
ただ、朴廷桓九段が用意していた手法は斬新な打ち回しでこの局面を収束していきます。


白11と黒12を交換した後、白13と強引に中央の主導権を奪いにいきます。
下辺のダメヅマリを横目に封鎖を試みる手法ですが、それ以上に白の形が見るからに薄い。
見た目からして白が支え切れないように思えて、敬遠しがちの候補手です。


黒14から18と下辺を守りながら包囲網を突破する進行を選択します。
中央を突破されては白の作戦が失敗したように見えますが・・・、


白19、21と左下への進出を止め、白23と右辺でサバキを目指す力技を見せます。
読みの力が必要な打ち方ですが、サバキさえ成功すれば白の厚みが優るワカレになります。
近年、スピード重視で打つ傾向であり、こうした頑張った打ち方が研究されているようです。
結果、白中押し勝ち。

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