第7回中国女子甲級リーグー第7戦

上海中环集团が首位堅持

7月19日に中国で「第7回中国女子甲級リーグ」の7回戦が行われた。(参照元はこちら)
上海中环集团チームと江苏致远チームが勝点で並ぶも、中堅の勝数の差で順位に差がついた。
残り2戦となった中国女子甲級リーグ、どういった展開を向かえるのか、注目していきたい。
以下に本日の結果をまとめたので参照ください。(〇がついた棋士が勝者)

【7月19日(金):7回戦の結果】
<陕西天元棋院 vs 上海中环集团>

李鑫怡二段―〇唐奕三段
李赫五段―〇芮乃伟九段
罗楚玥三段―潘阳三段

<江苏致远 vs 杭州云林决破>
於之莹六段―呉依铭初段
尹渠二段―〇高星四段
王晨星五段―方若曦二段

<厦门观音山 vs 广东东湖棋院>
陆敏全五段―〇蔡碧涵四段
黑嘉嘉七段―〇陈一鸣四段
赵奕斐三段―赵贯汝二段

<武汉晴川学院 vs 山西书海路鑫>
金彩瑛五段―黄嘉怡初段
张子涵三段―储可儿二段
鲁佳二段―〇王梓莘初段

<安徽马头墙酒 vs 河北体彩>
李小溪三段―丁明君二段
周泓余五段―王爽四段
战鹰初段―〇曹又尹三段

順位 チーム名 勝点 勝星 大将 中堅 先鋒
上海中环集团 12 14
江苏致远 12 14
安徽马头墙酒 10 13
厦门观音山 12
陕西天元棋院 11
广东东湖棋院 8 10
杭州云林决破
武汉晴川学院
山西书海路鑫
10 河北体彩


【実戦譜1:三々入りの流行】

黒番は於之莹六段、白番は呉依铭初段です。
黒1の三々入りに対して、白2から4と受けるのは最も簡明な受け方です。
これに黒5と対応するのが最近の主流であり、いろいろな碁形で使われるようになりました。
※この三々入りについては、こちらの解説しましたので参照ください。


白6には黒7、9と対応して右下の補強を強制するのがポイント。
黒11は左下の白三子への攻めを狙いながら下辺の黒陣拡大を睨んだ好点になります。
この流行形が定着して以来、三々入りの打ち方が少しずつ定型化され始めています。


白12には黒13と下辺を広げた後に黒15と右辺の白に迫るのが好判断です。
右辺の白が弱い状態では下辺の黒陣へ進出しづらく、間接的に下辺を広げる助けになります。
また、左辺は黒AやBなど荒らす手がかりが残っており、黒の足早な展開と言えるでしょう。
結果、黒2目半勝ち。



【実戦譜2:現代戦術の着想】
黒番は芮乃伟九段、白番は李赫五段です。
白1と黒2の交換を利かしと見て、白3と右辺を割る石運びを目にするようになりました。
シチョウは白良しなので、黒Aには白Bと地に辛く打つ意図があり一筋縄にはいきません。


黒4と右上を連打するなら、白5から7と右下の薄みを突いていくのがよくある進行。
シチョウが良い場合に打たれる手法なので、覚えておきたいところです。


黒8から12と受けるのはほぼ一本道の進行。
白13に黒Aと受けるのは白B、黒Cと後手を引いて黒が足の遅い展開となります。


黒14のノビが工夫の一手です。
白15から19と黒二子を制されてしまいますが、手番が黒に回るのが大きいと見ています。
大場に回れるだけでなく、右下の白は味が残っているので互角に近いワカレのようです。
結果、黒中押し勝ち。

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