第24回三星火災杯世界囲碁マスターズ統合予選―準決勝

シニア枠で本戦入り確定

7月4日に韓国で「第24回三星火災杯世界囲碁マスターズ」の統合予選準決勝が行われた。
日本の柳時熏九段と趙善津九段が同じシニア組で決勝進出し、日本の予選枠抜けが確定した。
3年連続で日本はシニア枠を確保しており、ベテランの強さを世界に示す結果となった。
以下に本日の日本棋士の結果をまとめたので参照ください。(左側が勝者、全成績はこちら)

【7月4日(木):準決勝の結果】
柳時熏九段(日)
―金日煥九段(韓)
趙善津九段(日)大矢浩一九段(日)
劉昌赫九段(韓)―中野寛也九段(日)
方若曦二段(中)―藤沢里菜四段(日)


【実戦譜:力技の打開策】

黒番が金明訓七段、白番は古力九段です。
中央の戦いは黒有利に見えたが、ここで白1のハザマから力技で局面打開を試みます。
上辺の黒はハッキリしていないため、黒も容易でないようです。


黒2から6と中央を裂いた後、黒10と上辺を補強する進行を選択。
左下の白が窮屈に見えて、見た目は白が得したように見えませんが・・・、


白11と強引に動き出すのが面白い石運びでした。
左下の黒を攻められてはならないので、黒12以下と守るのは必要な対応です。
その間に白21と厚くして、上辺の攻めと左下の寄り付きを見るのが古力九段の構想でした。


黒22と上辺に対する備えは必要があります。
その瞬間、白23から29と下辺の黒に寄り付き、いつの間にか整形することに成功しています。
後に、白AやBを狙える態勢となっており、力技で互角に近い戦いへ導いています。
結果、白中押し勝ち。

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