第24回三星火災杯世界囲碁マスターズ統合予選―2回戦(2)

若手棋士が躍進!

7月2日に韓国で「第24回三星火災杯世界囲碁マスターズ」の統合予選2回戦が行われた。
11名の日本棋士が参戦し、大西竜平四段、横塚力三段の2名が3回戦へ進出を果たした。
次代を担う若手棋士が明日からの連戦でどこまで勝ち上がれるのか、注目していきたい。
以下に本日の日本棋士の結果をまとめたので参照ください。(左側が勝者、全成績はこちら)

【7月2日(火):2回戦の結果】
大西竜平四段(日)
―崔顯宰三段(韓)
横塚力三段(日)―李東徽二段(韓)
李映九九段(韓)―六浦雄太七段(日)
姜東潤九段(韓)―今分太郎初段(日)
金炯佑八段(韓)―福岡航太朗初段(日)
崔宰榮四段(韓)―渡辺寛大初段(日)
崔殷奎初段(韓)―坂井健太郎初段(日)
李宇欖初段(韓)―卞聞愷三段(日)
廖元赫七段(中)―内海晃希二段(日)
周賀璽六段(中)―志田達哉八段(日)
張濤六段(中)―豊田裕仁初段(日)


【実戦譜:明るい大局観】
黒番は陶欣然七段、白番は李東勳九段です。
黒1の三々入りに白2、4と受けるのが代表的な受け方です。
最近は白に手抜きされないように、黒5のツケから厳しく打つ実戦例が増えています。
白Aは黒B以下と走られて白不満なので、白も最強に応じる必要があり難解な道へ進みます。


白6の押さえは当然の態度。
黒7、9と外周に節をつけた後、黒11と外側を切るのは最近では珍しい進行。
この進行はある程度対策が確立されているため、あまり打たれなくなったからです。


黒13、15と左下を守って外側が傷だらけに見えますが、ここで白16と守るのが簡明策。
白はシチョウ不利でも部分的に悪くないワカレになるのが、現代の常識となっています。


黒17と傷を突かれても、白18と外側を厚くできれば白悪くないと見られています。
後に白A、黒B、白Cの頑張りから、白Dを先手にする狙いがあるのが理由の一つです。
ただし、白20と下辺を広げた後に黒の打ち回しが光り、黒良しへ形勢が傾いていきます。


黒21、23のツケノビで下辺の発展性を制限するのが明るい発想。
白32まで、下辺を固めながら右下隅に食い込まれて白の実利は小さくないです。
ただ、黒33と右上一帯に模様を築けば、全局的には黒悪くない局面となっています。
現代の碁は部分的に戦うより、全局で対抗していく傾向が強いようです。
結果、黒中押し勝ち。

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