第24回三星火災杯世界囲碁マスターズ統合予選―1回戦

日本勢、9勝8敗スタート

6月30日に韓国で「第24回三星火災杯世界囲碁マスターズ」の統合予選が開幕した。
世界から過去最多の394名が参戦し、本戦入りの19枠をかけて熾烈な戦いが始まった。
1回戦では日本棋士は9勝8敗と勝ち越す結果となり、幸先の良いスタートを切った。
以下に本日の日本棋士の結果をまとめたので参照ください。(左側が勝者、全成績はこちら)

【6月30日(日):1回戦の結果】
辻華初段(日)―Mariya初段(韓)
柳時熏九段(日)―劉丙虎九段(韓)
横塚力三段(日)―丁世雄五段(中)
村本渉二段(日)―崔哲瀚九段(韓)
石田篤司九段(日)―徐能旭九段(韓)
安達利昌六段(日)―李聖宰九段(韓)
藤沢里菜四段(日)―宋容慧五段(中)
田中康湧初段(日)―金善浩三段(韓)
上野愛咲美二段(日)―金美里四段(韓)
潘陽三段(中)―五藤眞奈初段(日)

沈載益三段(中)―西健伸三段(日)
許嘉陽八段(中)―原正和三段(日)
胡鈺函五段(中)―寺田柊汰初段(日)
金志明初段(韓)―辻篤仁初段(日)
朴材根三段(韓)―張豊猷八段(日)
吳政娥四段(韓)―茂呂有紗初段(日)
金起用八段(韓)―平田智也七段(日)


【実戦譜:定型化された布石】
黒番は白現宇アマ、白番は王元均九段です。
白1のカカリは相手の出方を見て、右下の白を変える意図があります。
相手の意図を崩すために黒2と右下に先着し、白3の両カカリに回るのが最近表れる戦型。
この戦型に韓国の朴廷桓九段が黒の対抗策を示したので参照ください。(こちらを参照)


黒4、6と受けるのが両ガカリで最もよく打たれる手法。
それに対し、白7を決めてから白9と石の調子で右辺を強化するのが白の意図する進行です。
右上の黒が弱くなるのは後々の戦いに響くので・・・、


黒10、12と守るのは自然に見えるかもしれません。
しかし、白13以下と右辺の黒が孤立してしまうと、いつの間にか白に主導権を握られます。
右上のカカリに受けず、▲と反発した戦果が薄いので若干白が打ちやすい碁形のようです。
結果、白中押し勝ち。

「編集後記」
今回紹介した戦型は、部分的に難しい変化がないため実戦で表れやすい戦型と言えます。
最近は布石自体が一つの定石として進むものも多く、ある程度知識が必要ですね。

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