第7回中国女子甲級リーグー第6戦

上海中环集团、江苏致远が首位に

6月25日に中国で「第7回中国女子甲級リーグ」の6回戦が行われた。(参照元はこちら)
上海中环集团チームと江苏致远チームが首位となり、上位陣の優勝争いが激しさを増した。
なお、全勝は勢いがある周泓余五段と王晨星五段の二人である。
以下に本日の結果をまとめたので参照ください。(〇がついた棋士が勝者)

【6月25日(火):6回戦の結果】
<山西书海路鑫 vs 陕西天元棋院>
王梓莘―〇李赫
黄嘉怡―李鑫怡
储可儿―罗楚玥

<杭州云林决破 vs 武汉晴川学院>
方若曦二段―张子涵三段
吴依铭初段―〇鲁佳二段
高星四段―金彩瑛五段

<广东东湖棋院 vs 安徽马头墙酒>
陈一鸣四段―〇周泓余五段
赵贯汝二段―〇赵惠莲九段
黄子萍初段―〇李小溪三段

<河北体彩 vs 江苏致远>
王爽四段―〇於之莹六段
贾罡璐二段―尹 渠二段
曹又尹三段―〇王晨星五段

<上海中环集团 vs 厦门观音山>
芮乃伟九段―陆敏全五段
唐奕三段―〇赵奕斐三段
潘阳三段―〇黑嘉嘉七段

順位 チーム名 勝点 勝星 大将 中堅 先鋒
上海中环集团 10 12
江苏致远 10 12
厦门观音山 11
安徽马头墙酒 11
陕西天元棋院 10
广东东湖棋院
杭州云林决破
山西书海路鑫
武汉晴川学院
10 河北体彩


【実戦譜1:サバキの手順】
黒番は潘阳三段、白番は黒嘉嘉七段です。
白1と黒2の交換を決めてAの手段を残した後、白3と下辺を整備するのが機敏な手順。
右下の黒陣は手残りなので、下辺を固めても構わないというのが白の主張です。


黒4には白5の切り違いから整形していきます。
黒6、8で下辺が固まりますが、白9と右下を荒らせば各所で稼いだ白の実利が活きます。
続いて、黒Aは白B以下で軽くサバけるので――、


実戦は黒10と外回りを重視する打ち方を選びます。
ただ、白11から13と右下の黒陣を削られるため、黒は若干遅れている局面と言えるでしょう。
白は下辺を強化しているので、上辺や右辺の模様を削る準備が整っているのが白の自慢です。
結果、白中押し勝ち。



【実戦譜2:華麗なサバキ】
黒番は王爽四段、白番は於之莹六段です。
白1のツケが大ゲイマジマリに手をつける代表的な手法となっています。
右下の黒陣を固めても、大局的に足早な展開へ導ければ白悪くないと見ているようです。


黒2には白3以下と先手で形を決めていきます。
白11まで、右下を固めた代償をスピード重視の石運びでカバーするのが現代的な打ち方です。
中盤以降の打ち方が難しいですが、使いこなせば盤面の広さをより効率的に活用できます。


黒12の追及に白13、15と右下をあっさり捨てるのが明るい打ち回しでした。
黒16と飲み込まれて大きく見えますが、白17と要所を占めれば足早な碁形を築けています。
於之莹六段の明るい形成判断が発揮された好局と言えるでしょう。
結果、白中押し勝ち。

「編集後記」
今回は柔軟な打ち回しの2局を紹介しました。
一つ一つは難しい技術ではありませんが、実戦的には地を与えるため中々決断できません。
こうした決断が常にできれば、もっと楽に戦えるのですが実行するのは難しいですね。

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