第9回中国姜堰黄竜士精鍛科技杯世界女子団体戦ー6日目

韓国が怒涛の4連勝

6月10日に中国で「第9回中国姜堰黄竜士精鍛科技杯世界女子団体戦」の6日目が行われた。
日本の上野愛咲美二段が出場するも、韓国の呉侑珍六段に破れて日本の敗退が決まった。
明日の午後に第12戦に行われ、中国の王晨星六段が出場する予定だ。(参考元はこちら)
なお、持ち時間は各1時間と秒読み1分、中国ルール(コミ7目半)で行われている。
以下に本日の結果と戦況をまとめたので参照ください。(左側が勝者)

【6月10日(月):10、11回戦結果】
<第10戦>呉侑珍六段(韓)―李赫六段(中)
<第11戦>呉侑珍六段(韓)―上野愛咲美二段(日)

【日本】謝依旻六段・藤沢里菜四段・万波奈穂四段(1勝)・牛栄子二段・上野愛咲美二段
【中国】於之瑩六段・李赫六段・王晨星六段・高星四段(3連勝)・周泓余四段(2連勝)
【韓国】崔精九段・呉侑珍六段(4連勝)・金多瑛五段(1勝)・呉政娥四段・曹承亚二段



【実戦譜1:両カカリの攻防】

黒番は呉侑珍六段、白番は李赫六段です。
白1のカカリに受けず、黒2の好点に先着する展開を選択します。
当然、白3の両カカリを許しますが、現代ではこうした実戦例が多く存在します。
スピード重視というより、両カカリの対抗策が多く研究されたことが要因でしょう。


現代では黒4、6と対応するのが当たり前になっています。
白7は黒8の受けを強制し、相手の選択肢を制限し局面をコントロールする意図があります。
黒10まで、右下の黒を補強されると、下方と右方の白が狙われるように見えますが・・・。


白11と黒12の交換で右方を補強した後、白13と下辺を占めていきます。
Aの断点があるため黒は右方の白を攻めづらいですが、黒18に回れるので黒十分のようです。
右下は白石が一つ多い戦況だったので、右上と左下の要所を占めた黒が足早だと言えます。
結果、黒中押し勝ち。

「編集後記」
日本は敗退してしまいましたが、若手中心の編成だったので良い経験になったはず。
来年こそはこの棋戦で中国と韓国に勝利し、雪辱を果たしてほしいところ。

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