初段上達シリーズ(6)【打ち込み対処法6】

基本的な対応法

相手のやり過ぎに対して、いくつかの基本的なマニュアルがあります。
実戦的に活用できる考え方も多くあるので、具体的な良い例から学ぶのが上達の近道です。
戦いで正しい答えを導くには、局面打開の想定とそれを実行する戦術が必要になるからです。


【テーマ図:大局的な打ち回し】
盤面が広いにも関わらず、白1と狭いところへ打ち込んだ局面。
いくつか候補はありますが、対応次第では相当厳しい戦いを強いられてしまいます。
何を大事にすべきか、どの石を補強すべきかを見極めて黒優勢を築いてください。



【正解図:模様拡大が肝心】
黒1のコスミから右辺の白にプレッシャーをかけるのが好判断。
白2、4と根拠を求めるなら、厳しく対応せずに封鎖することを優先していきます。


白6から12と生かしますが、右辺の厚みを背景に黒13と下辺を広げて黒十分です。
「下辺の黒陣を広げる」方針さえ間違わなければ、本図のように簡明に打ち進められます。
今回のように、技術力よりも大局的に打ち進める構想の方が大事になる局面は多々あります。



【失敗図:攻守逆転】
黒1と根拠を奪うのは白2、4と転身されて、右上の黒三子が孤立してしまいます。
厳しく攻めようとすると強い反撃を受ける場合があるので、注意する必要があります。



【参考図:取るべき態度】
白1と黒2を交換して右辺の制限した後、白3と上辺に模様を築くのが正しい態度です。
AやBと荒らす手段が残されており、白は焦る必要はありません。


黒4と拡大されても、白5から9と右下の模様拡大を未然に防ぎます。
各所で稼いだ白の実利が活きる展開となっており、白が若干打ちやすい局面です。

「編集後記」
戦略を機能させるには、技術と構想をうまくかみ合わせる必要があります。
このシリーズで具体的な方法を身につけてもらえれば幸いです。

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