中国甲級リーグ2019―第6戦

江苏チームが首位に

6月1日に中国で「中国甲級リーグ」の第6戦が行われた。(参考元はこちら)
第6戦目で江苏チームが首位に立ち、初めて上位陣の順位が大きく入れ替わった。
ただ、勝星の差はわずかで、依然として均衡状態を保っている戦況である。
以下に本日の結果をまとめたので参照ください。(〇がついた棋士が勝者)

【6月1日(土):第6戦の結果】
<拉萨净土 vs 深圳正方园>
毛睿龙―甘思阳
周睿羊―戎毅
陳浩―王硕
姜东润―〇陳昱森

<苏泊尔杭州 vs 中信北京>
李钦诚―韩一洲
連笑―〇陳耀烨
申真谞―柁嘉熹
谢科―金明训

重庆 vs 天津四建>
何雨涵―王世一
杨鼎新―黄静远
李轩豪―〇刘星
古力―尧潇童

<浙江云林棋禅 vs 国旅联合厦门>
童梦成―〇范胤
金志锡―柯洁
张涛―彭立尧
檀啸―朴河旼

<民生信用卡北京 vs 龙元明城杭州>
蒋其润―〇丁浩
时越―李东勋
沈沛然―夏晨琨
陶欣然―邬光亚

<江苏 vs 加加食品天津>
赵晨宇―〇谢尔豪
芈昱廷―陳正勋
黄昕―王泽锦
陳贤―唐韦星

<江西四特酒 vs 山东潍坊高新>
杨楷文―〇陳梓健
辜梓豪―江維傑
许嘉阳―〇伊凌涛
屠晓宇―范廷钰

<成都懿锦控股 vs 上海建桥学院>
廖元赫―李维清
朴廷桓―范蕴若
党毅飛―〇王星昊
古霊益―〇胡耀宇

順位 チーム名 勝点 勝星 主将勝星
江苏 15 17
苏泊尔杭州 14 15 4
中信北京 13 16 4
4 民生信用卡北京 12 14
成都懿锦控股 11 13
上海建桥学院 10 13
国旅联合厦门 9 13
浙江云林棋禅 12
重庆 11
10 龙元明城杭州 13
11 江西四特酒 11
11 拉萨净土 11
13 深圳正方园
14 潍坊高新区 11 0
15 加加食品天津
16 天津四建

中国の屠晓宇五段が世界戦常連棋士である范廷钰九段に勝利した。
屠晓宇五段は2003年生まれの若手だが、中国天元戦や中国阿含桐山などで頭角を表している。
先日の夢百合杯統合予選でも枠抜けを果たしており、世界戦でも活躍の場を広げている。
近い将来、世界トップに躍り出る棋士なので、今後の動向を追っていきたい。
さて、対局を振り返っていきます。


【実戦譜1:最近の手法】
黒番は何雨涵六段、白番は王世一四段です。
白1に黒2の狭いハサミを選んだ場合、白は受けずに白3など他方に回るのが主流。
状況に応じて、A~Dの手段が選べるので、黒の出方を見てから形を決めたいようです。


黒4、6の受けに対し、白7から右下隅で治まる進行を目指します。
続いて、黒Aは白B以下で足早に走られて黒不満な展開です。


実戦は黒8から12と隅を重視しながら、右下の白に圧力をかける進行を選びます。
白は根拠がはっきりしないため、白15から21と補強するのは必須になります。
手番を得た黒は、黒22と三々に手を入れて白の意図を崩す構図を描けました。
右辺の黒陣は見た目以上に深く、若干黒が打ちやすいようです。
結果、黒中押し勝ち。



【実戦譜2:手厚い収束】
黒番は范蕴若八段、白番は朴廷桓九段です。
黒1のカカリに対して、白2と広くハサむ進行を選択します。
右下に黒陣を敷かれた時によく打たれる手法で、下辺に模様を築かせない効果があります。


黒3の三々入りには白4以下で厚い形を築いて一段落。
後手を引くので足が遅く見えますが、中盤で力強く戦える布陣を敷けたので白悪くない展開。
下辺に模様を築かれても怖くないため、白AやBも容易に狙えるのが白の自慢です。
結果、白中押し勝ち。

「編集後記」
急に熱くなり、若干バテ気味ですね。
室内でも熱中症になるそうなので、みなさんもお気を付けください。

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