第4回夢百合杯世界オープン戦統合予選―3日目

予選準決勝に日本棋士5名進出!

5月22日に中国で「第4回夢百合杯世界オープン戦」の3日目が行われた。
今回は7名の日本棋士が参戦し、小池芳弘四段、大西竜平四段、牛栄子二段が駒を進めた。
明日の統合予選準決勝には、日本棋士5名が参戦する予定だ。
以下に3日目の結果をまとめたので参照ください。(左側が勝者、対戦表はこちら)

【5月22日(水):1回戦、3回戦の結果】
小池芳弘四段(日)―朴鍵昊四段(韓)
大西竜平四段(日)―韓卓然初段(中)
牛栄子二段(日)―鄭岩二段(中)
鄭胥四段(中)―仲邑信也九段(日)
張濤六段(中)安達利昌六段(日)
鄭載想初段(中)―広瀬優一三段(日)
常昊九段(中)―田中康湧初段(日)

日本勢は世界戦統合予選で苦戦が続いているので、この棋戦は枠抜けして挽回したい。
今回勝ち上がっている日本棋士は若手であり、体力面なら他の棋士に劣っていないはず。
明日の準決勝で一人でも多く勝ち残り、枠抜けに希望をつなげてほしいところだ。
さて、対局を振り返っていきます。


【実戦譜:新手法の誕生】
黒番は朱元豪五段、白番は姜東潤九段です。
黒1と右辺の白にプレッシャーをかけた瞬間、白2と様子見していきます。
黒3の受けを見て、白4とケイマに外すのは囲碁AI・LeelaZeroが推奨する手法です。
続いて、黒Aには白Bから右辺の黒を狙いながら右上の黒陣の荒らしを見ていきます。


白の意図を外すため、黒5から7と白全体を攻めにいきます。
しかし、白8が見た目以上に弾力ある形で中々黒の厳しい攻めがつながりません。
たとえば、黒Aと封鎖するのは白B以下で整形されて黒不満な展開となります。


黒9、11と右辺を守るのが相場の進行。
ただし、白12から18と右上の黒陣を破りながら整形できたので白悪くない展開。
後に白Aと上辺の黒へプレッシャーをかける楽しみがあるのが白の自慢です。
結果、白中押し勝ち。

「編集後記」
今回紹介した手法は、囲碁AIで探索数を増やすと浮かび上がるものです。
もちろん、探索数が浅くても十分強いですが、できれば探索数を増やして扱いたいところ。

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