中国甲級リーグ2019―第5戦

上位集団が肉薄

5月11日に中国で「中国甲級リーグ」の第5戦が行われた。
中信北京チームが首位をキープしているが、後続のチームも徐々に盛り返している。
長いリーグ戦の序盤であり、まだまだ先の見えない戦いが続いている。
なお、中国甲級リーグの第6戦は6月1日に行われる予定だ。
以下に本日の結果をまとめたので参照ください。(〇がついた棋士が勝者)

<成都懿锦控股 vs 拉萨净土>
党毅飛―姜东潤
朴廷桓―〇周睿羊
古霊益―毛睿龙
廖元赫―張強

<上海建桥学院 vs 江西四特酒>
李維淸―許嘉阳
范蕴若―〇辜梓豪
王星昊―屠晓宇
廖行文―〇杨楷文

<潍坊高新区 vs 江苏>
伊凌涛―〇趙晨宇
范廷钰―〇芈昱廷
江維傑―陳賢
偰玹凖―〇黄昕

<加加食品天津 vs 99围棋陕西>
王泽锦―〇沈沛然
謝尔豪―〇時越
陳正勋―石豫来
唐韦星―〇陶欣然

<龙元名城杭州 vs 浙江云林棋禅>
張紫良―〇張涛
李东勲―童梦成
邬光亚―金志锡
丁浩―檀啸

<国旅联合厦门 vs 重庆>
范胤―李翔宇
柯潔―杨鼎新
彭立尧―李軒豪
朴河旼―〇古力

<天津四建 vs 苏泊尔杭州>
劉星―〇李钦誠
孟泰齢―〇申真谞
黄静远―謝科
李雨昂―〇連笑

<中信北京 vs 深圳正方圆>
韓一洲―〇戎毅
陳耀烨―〇申旻俊
柁嘉熹―严在明
金明訓―王硕

順位 チーム名 勝点 勝星 主将勝星
中信北京 13 15
江苏 12 14 4
苏泊尔杭州 11 12 4
4 国旅联合厦门 9 12 4
上海建桥学院 9 11
99围棋陕西 9 11
成都懿锦控股 9 11 2
龙元明城杭州 8 12 2
深圳正方园 7 2
10 江西四特酒 6 3
11 浙江云林棋禅 6 9
12 重庆 6 8 3
13 拉萨净土 5 3
14 潍坊高新区 4 9 0
15 加加食品天津 7
16 天津四建 5


【実戦譜:中央を厚くする】
黒番は李維淸八段、白番は許嘉阳七段です。
黒1に白2と分断して、上下の黒を狙うのはよくある進行の一つ。
ただ、黒3と狭く打つ実戦例が見られるようになり、この形の評価が変わるかもしれません。


白4と穏やかに受けるなら、黒5から7と左下隅に食い込んで根拠を確かめにいきます。
黒9は左辺の戦いに合わせて、AとBの受け方を変えようとする意図があります。


白10は相手の出方を見る様子見です。
直接的に受けると相手の意図に入るので、黒11と隅を守りながら外側の薄さを睨みます。
白12と強引に封鎖を試みた瞬間、黒13から15と厳しく追及して戦端が開かれました。


白16から20と左下の黒に働きかけながら整形を目指します。
黒21と封鎖されても、白22が利くので取られる石ではありません。


白24には黒25から29と左下の白にプレッシャーをかけながら収まります。
白30と守らざるを得ず、黒31から35と中央を厚くすれば黒悪くない序盤と言えます。
狭いところから始まった戦いですが、運用次第でいい加減なワカレに導けるようです。
結果、黒中押し勝ち。

「編集後記」
甲級リーグはどの対局も面白い内容なので、ぜひ全局を見てほしいところです。
現代の碁はどういう風な打ち方が多いのか、大まかな流れが見えるはずです。

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