第2回呉清源杯世界女子囲碁選手権ー初日

世界の壁に阻まれる

4月27日に中国・福州で「第2回呉清源杯世界女子囲碁選手権」が開幕した。
1回戦に日本の謝依旻六段、万波奈穗四段、牛栄子二段が参戦したが、突破できず敗退。
明日の2回戦は藤沢里菜四段、上野愛咲美二段がシード枠から出場する予定だ。
なお、優勝賞金は50万元(約830万円)、準優勝は20万元(約330万円)。
以下に初日の結果と明日の組合せをまとめたので参照ください。(左側が勝者)

【4月27日(土):1回戦の結果】
高星四段(中)―謝依旻六段(日)
王爽四段(中)―万波奈穂四段(日)
陸敏全四段(中)―豊雲九段(北米)
李赫五段(中)―牛栄子二段(日)
楊子萱三段(台)―Ariane アマ(欧)
金惠敏八段(韓)―Natalia アマ(欧)
呉侑珍六段(韓)―殷明明初段(北米)
曺承亞二段(韓)―俞俐均二段(台)

【4月28日(日):2回戦の組合せ】
芮廼偉九段(中)―金惠敏八段(韓)
李赫五段(中)―金彩瑛五段(韓)
王晨星六段(中)―曺承亞二段(韓)
陸敏全四段(中)―上野愛咲美二段(日)
王爽四段(中)―藤沢里菜四段(日)
於之莹六段(中)―呉侑珍六段(韓)
高星四段(中)―呉政娥四段(韓)
楊子萱三段(台)―崔精九段(韓)

この棋戦は「2019博思杯世界囲碁AI大会」と並行して行われている。
4月30日にはベスト4進出を決めた女流棋士と博思杯優勝囲碁AIと対決するという。
様々なイベントが行われる大規模な催しで、棋戦以外にも楽しめる要素があるのが特徴だ。
さて、対局を振り返っていきます。


【実戦譜:隠された奇手】
黒番は謝依旻六段、白番は高星四段です。
黒1のハネは上辺と左辺の白を睨みながら、中央を厚くする狙いをもった好手です。
実戦は打たれなかったのですが、白はこの局面を打開する奇手が存在します。
次の一手をどこに打つか、考えてみてください。


実戦は白2から8と黒二子を取る進行を選びます。
上辺の白を安定されましたが、Aの大きな手が残った上に中央を厚くできたので黒十分です。
謝六段は上辺の攻防で局面を打開したが、中盤のねじり合いで一歩届かず敗退となりました。
結果、白中押し勝ち。



【参考図:気づきづらい好手】
黒1のハネに対して、白2のハサミツケが鋭い追及でした。
続いて、黒Aは白Bで包囲網を破りながら黒二子を取り込むことができます。


黒3から7と守るくらいですが、白8で支えられるので左辺の白陣が広く白優勢です。
黒Aの切りには白B以下でかわせるので問題ありません。

「編集後記」
日本は1回戦で苦戦を強いられたので、2回戦ではその印象を払拭したいところですね。
明日も引き続き、動向を追っていきたいと思います。

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