第9回中国姜堰黄竜士精鍛科技杯世界女子団体戦ー4日目

第1ラウンド、日本1勝

4月22日に中国で「第9回中国姜堰黄竜士精鍛科技杯世界女子団体戦」の4日目が行われた。
日本の藤沢里奈四段は中国の周泓余四段の勢いを止められず、無念の敗退となった。
なお、第2ラウンドは6月9日に行われ、第8戦では韓国の呉侑珍六段が出場予定。
以下に本日の結果と戦況をまとめたので参照ください。(左側が勝者)

【4月23日(火):6、7回戦結果】
<第6戦>周泓余四段(中)―金多瑛五段(韓)
<第7戦>周泓余四段(中)―藤沢里菜四段(日)

【日本】謝依旻六段藤沢里菜四段万波奈穂四段(1勝)・牛栄子二段・上野愛咲美二段
【中国】於之瑩六段・李赫六段・王晨星六段・高星四段(3連勝)周泓余四段(2連勝)
【韓国】崔精九段・呉侑珍六段・金多瑛五段(1勝)呉政娥四段曹承亚二段

去年に引き続き、中国は第1ラウンドで5勝を上げ、大きなアドバンテージを得ている。
一方、日本は優勝するまでに4勝する必要があるため、かなり厳しい戦況と言えるだろう。
牛二段と上野二段の若手エースが第2ラウンドでどこまで戦えるか、注目していきたい。
さて、対局を振り返っていきます。


【第6戦目:両カカリの攻防】

黒番が金多瑛五段、白番が周泓余四段です。
黒の両カカリに対して、白1から3のツケノビが無難な受け方です。
黒4から8の追及した瞬間、白9と相手の出方を見るのが両カカリ対策の一つ。


当然、黒10から12と反発されますが、ここで白13と切るのが白の狙いです。
黒Aと取られて左辺の黒をいたずらに固めたように見えますが・・・。


黒14、16と取り込まれますが、その代償に白17、19と外側を厚くするのが白の意図。
白の包囲網を破れないので、黒は左辺に手を戻す相場になります。


黒20と手を戻さざるを得ず、白21から29と隅を守りながら中央を厚くしていきます。
下辺の厚みが上辺の白陣拡大に働く局面なので、白有利なワカレのようです。
両カカリの対策は無数にあり、今回の変化はその中でもよく打たれるものです。
結果、白1目半勝ち。



【第7戦目:機敏な石運び】

黒番が周泓余四段、白番が藤沢里奈四段です。
白1、3と下辺の黒を大きく攻めるのに対し、黒4と右上の守ったのが機敏でした。
下辺の黒は見た目以上に弾力ある形であり、厳しく攻めるのが難しいようです。


白5と急所に迫るも、黒6から10と整形すれば事なきを得ています。
各所で稼いだ黒の実利が活きる局面となり、白苦戦模様に導かれました。
結果、黒中押し勝ち。

「編集後記」
そろそろ令和に年号が変わりますし、自分もいろいろと動こうかなと思っています。
すぐにできそうなのは動画作りの再開ですが、もう少し大きく何かやりたいと考えてます。

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コメント

  1. キクヤン より:

    いつもここで勉強させてもらっていて感謝、感謝です。
    >大きく何かやりたいと考えてます

    期待しております。
    個人的には低段者が高段者の仲間入りできるような内容も含まれていればとても有難いです。