LeelaZeroの成長観察

LeelaZeroの可能性

最近は検討機能「Lizzie」により、LeelaZeroを活用する方が世界的に広まっている。
ELFOpenGoのデータをLeelaZeroにコンバートすることで疑似的に扱えるのも魅力的だ。
また、野狐囲碁にいる「金毛測試」にもほぼ勝つ実力を有しており、注目度が集まりそうだ。
そこで、今回はLeelaZeroの成長スピード等をグラフ化し、傾向をまとめてみた。
(LeelaZeroのデータはこちらを参考にしました)

成長スピードが減速


横軸は自己対戦数、縦軸はElorating(強さ)を表している。
最初の段階では急激に伸びているが、自己対戦をこなすに連れて成長速度が減速している。
アルファ碁ゼロ方式の学習方法だけでは、近い将来に成長が止まってしまうのかもしれない。

根本的な解決を求む


横軸はElorating(強さ)、縦軸は自己対戦数を示している。
約6500までは順調に伸びていたが、その後は膨大な自己対戦量を記録している。
そうした傾向が見られる度にBlock数(ニューラルネットワークの層)を増やす対策を施した。
現在は40Blockで成長を続けてはいるものの、近い将来、さらに増やす必要があるようだ。
ただ、Block数を増えると一局の時間も増える上、高性能な環境構築が求められていく。
根本的にこの問題を解決するには、別の方法を取り入れなければならない。

これからの展望

4月4日に「LeelaZero 0.17+AutoGTP v18」が公開され、自己対戦の速度等が改善された。
これにより、検討機能「Lizzie」も数週間後に新機能追加や探索速度改善が為されるだろう。
ただ、アルファ碁ゼロ方式では金銭面や時間的な問題が大きく、何れは限界を向かえるはず。
限られたリソースの中で効率良く成長させられるかが、今後の課題となりそうだ。

「編集後記」
今のところ、中国の絶芸が飛び抜けており、それに続くのがGolaxyといったところです。
日本も囲碁AI活用競争に負けないよう、AQの飛躍やZenの復活を試みてほしいですね。
ただ、資金面の課題が残るので、スポンサーがつかないと厳しい現実があります。

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