第24回LG杯朝鮮日報棋王戦統合予選―3回戦

日本勢、3回戦で姿を消す

4月4日に韓国で「第24回LG杯朝鮮日報棋王戦」の統合予選3回戦が行われた。
日本の棋士は3回戦に7名が参戦したが、世界の壁を阻まれて敗退。(成績表はこちらを参照)
第15回より始まった統合予選で過去に一度も枠抜けできておらず、苦戦が続いている。
以下に日本棋士の成績をまとめたので参照ください。(左側が勝者)

【4月4日(木):3回戦の結果】
辜梓豪九段(中)―村本渉初段
李軒豪七段(中)―西健伸三段
伊凌濤七段(中)―佐田篤史三段
李喆六段(中)―辻篤仁初段
睦鎭碩九段(韓)―田中康湧初段
玄釉斌二段(韓)―渡辺寛大初段
李裕眞二段(韓)―沼舘沙輝哉六段

3回戦終了時では韓国32名、中国28名、台湾4名という勢力図となっている。
徐々に韓国と中国の残り人数の差が縮まり、明日の結果次第では逆転する可能性すらある。
未だに中国の層の厚さは健在であり、各国は遅れを取っていると言えそうだ。
さて、対局を振り返っていきます。


【実戦譜:貫禄の打ち回し】
黒番は李勇秀八段、白番は李昌鎬九段です。
黒1の三々入りに対し、白2から4と受けるのは最もよく打たれる打ち方。
黒5は手番を簡単に渡さない意図だが、李昌鎬九段は手厚い石運びで局面を収束します。


白6から10と丁寧に厚みを築いていきます。
当然、黒11と左辺を割られるため、左下の厚みがぼけてしまうように見えますが・・・。


左上の厚みを背景に、白12と迫るのは当然の態度。
黒13と相手の出方を見た時に、白14と左下の黒にプレッシャーをかけて受けるのが好判断。
黒Aと切られても、左右の白はそれぞれシノげると主張しています。


黒15の切りを入れますが、白16から18が先手で決まるので厳しい攻めが繋がりません。
むしろ、黒二子が浮石となっており、攻めの対象になっています。


黒21と守るのは仕方ないところ。
白22と下辺の守りながら、右下の黒への追及を睨めるので白悪くないワカレです。
黒23以下と追及していくも、白30と頭を出せば左辺は安泰した格好を築けます。
相手の意図を真正面から迎え撃つ打ち方で、序盤から白が優勢を築いています。
結果、白中押し勝ち。

「編集後記」
今回も厳しい結果に終わりましたが、この経験が先の棋戦で活きてくるはずです。
世界の壁を肌で感じた若手棋士がこの先どう変わっていくのか、注目していきます。

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