様子見の技法

進化し続ける新戦法

囲碁AIの研究が進み、戦法の進歩が一段と加速する新時代が幕開けしました。
数週間で打ち方が激変するため、強者が強者で在り続けるのも困難な状況となっています。
そのため、最新形から新しい発想を学び、勝つための知恵を得る必要があります。


【テーマ図:飛躍する戦法】
白1、3は左下の黒を重くして、白5と大場に走る意図があります。
下辺に黒陣を築かれても、白Aの打ち込みが狙えるので黒地になりづらい長所があります。
次々に要所を占めるスピード重視の打ち方で、現代的な特徴が表れた石運びと言えます。


黒6から10と実利を稼ぐのが実戦例の多い進行です。
単に白Aと補強して下辺の打ち込みを狙うのも無難ですが、ここで面白い手があります。


白11と相手の出方を見るのが面白い戦法です。
白Aなどの下辺の黒陣を削る狙いがあるため、黒Bと素直に受けづらいところ。


黒12と連絡を裂いて反発したいところ。
右辺の白が危うい格好なので、白13と補強するのが無難な対応。
黒は△を飲み込みづらい上に白Aのトビ込みを睨まれているのが悩みの種です。
かと言って、下辺を受けているようでは、白に大場へ走られて出遅れてしまいます。


黒14と右辺へプレッシャーをかけられても、構わず白15と入っていきます。
続いて、白Aが厳しい狙いであり、黒は右下を受ける必要がありますが・・・。


黒16と手堅く守るなら、白17と下辺の黒に追及していきます。
黒Aには白B以下符号順で対応すれば、白有利な戦いに持ち込めます。
下辺の黒陣を破りながら、黒を攻める構図を描ければ白成功と見るべきでしょう。



【参考図1:コスミツケへの対応】
黒2のコスミツケで積極的に右下の薄みを守る打ち方も考えられます。
ただし、白3と黒4を交換した後、白5と下辺を整形できるので問題ありません。


黒6と薄みを守るなら、白7から9と下辺に先着して戦いの主導権を得られます。
黒10と下辺の白に圧力をかけられても、白11でAとBを見合いにすれば白十分です。


黒12には下辺の白を助けずに、白13と右辺を守っておくのがポイント。
黒14と飲み込まれても、白15と左下隅を固めながら黒二子を制せば白悪くありません。
下辺の白五子への利きがある上に、白Aなどの味もあるので白の自慢です。



【参考図2:白の厚い構想】
黒1と受けるのは白2、4と下辺の広がりを制限されて黒不満です。
白6から10と右辺の模様を広げれば、白の発展性豊かな局面となります。

「編集後記」
あけましておめでとうございます!今年もよろしくお願いします。
今年は何か作り出すことができればと考えています。

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