今年の新戦術・新手法特集

今年は誰しも囲碁AIを使える時代となり、以前とは比べものならない速さで進化しています。
そこで、今回は1年間で打たれた代表的な新戦術、新手法を大まかに紹介していきます。
これからもよく打たれる可能性が高いので、チェックしておいて損はないはずです。

第1位「ダイレクト三々」


囲碁AI登場により、現代戦術に革命を起こした布石。
以前は序盤から狭い所へ入る上に、厚みを与えて最悪に近い結果を招くと考えられた。
しかし、作られた厚みを「攻める」発想がうまくいくことがわかり大流行している。
現代では「三々入り」が常識であり、「カカリ」が珍しくなっているほどだ。

第2位「ツケ二段」


「スベリ」の時代が終わり、「ツケ二段」の新時代が到来した。
形を決めた後も白への追及手段があるので、多くの局面で用いられている。
この手法が常識となりそうだが、複雑な変化もあり研究が必要な定石である。

第3位「小目の二間シマリ」


小目の二間シマリは、スピード重視でも勢力拡大でも大いに働く長所を持ち合わせている。
相手から形を決めづらい特徴もあり、序盤の出方を隠しながら打てるのも自慢の一つ。
ただし、薄みを突かれる手段が残っており、この欠点をどう補うかが課題となる。

第4位「ノゾキの手法」


呉清源九段が打っていた手法の一つだ。
白を固めているように見えるが、白Aなど受けるのは黒1と白2の交換が黒良しに働く。
受けずに打つ展開となった場合でも、黒は地に辛いので臨機応変に立ち回ることができる。
現在は黒1に白Bと対抗する手法が研究されているので、使用する際は要研究。

第5位「コスミツケの加速術」


白1のコスミツケは黒を強化する負の要素が大きいと見られていた。
しかし、黒4と構えられた所で、白Aが残るため地に辛い打ち方であると見直された。
石の強弱よりもスピード重視で抜き去っていく現代風の石運びである。

第6位「両カカリの評価」


以前は手抜きを咎める厳しい追及と言われていたが、現代では異なる見解となりつつある。
両カカリへの対処法が数多く発見され、使い分ければ軽くかわせることが判明したからだ。
これからの研究次第だが、両カカリを後続手段として選択する実戦例が減るかもしれない。

第7位「現代流のスピード」


白2、4と強引に先手を奪い、白6と次々に大場を占めていくのが現代風。
俗筋に部類される石運びだが、全局的には白足早で悪くない形勢となっている。
形や筋の要素は大切であるものの、現代では実戦的な打ち方が求められているようだ。

「編集後記」
仕事が一段落して、完全燃焼モードになりひたすら睡眠を取っていました。
明日からまた少しずつ活動していきたいと思います。

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