第23回三星火災杯世界囲碁マスターズー決勝三番勝負(1)

12月3日に韓国で「第23回三星火災杯世界囲碁マスターズ」の決勝三番勝負が行われた。
韓国の安國鉉八段が中国の柯潔九段を破り、自身初の世界タイトル奪取まで後一勝に迫った。
主要な世界タイトルは中国が独占しており、韓国としてこの構図を崩していきたいところだ。
なお、優勝賞金は3億ウォン(約3060万円)、準優勝は1億ウォン(約1020万円)だ。
さて、対局を振り返っていきます。


【実戦譜:明るい形勢判断】
黒番は柯潔九段、白番は安國鉉八段です。
白1と右辺の発展性を制限しにきたので、黒2から6と反撃するのは当然の態度。
白はシチョウが悪いため、白Aと取れることができず黒有利な戦いに見えます。
しかし、安國鉉八段は明るい形勢判断でこの難局を切り抜けていきます。


白7、9と堂々と動き出すのが厳しい石運びでした。
黒10と右辺に圧力をかけても、白11と右辺での整形を狙いながらAを狙っていきます。
中央の黒が攻められる展開は避けなければならないので、一旦守る必要があります。


黒12、14と中央を補強しながら右辺を包囲していきます。
しかし、白15で右辺の白は見た目以上に眼形豊富な形となり、黒の攻めが続きません。


黒16から22と右下に大きな黒地を築かれますが、右辺の白が治まれば白十分な形勢。
△と▲の交換は上辺の白陣を固める悪手となっている上、中央の黒が薄いのが泣き所です。
その後も、安國鉉八段は手厚い収束で追撃を許さず盤石の勝利を掴みました。
結果、黒中押し勝ち。

「編集後記」
大分、風邪が良くなってきたのでブログ再開しました。
みなさんもこの時期は体調を崩しやすいのでお気をつけください。

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