LeelaZeroが40blockへ進展

9月5日より、囲碁AI・LeelaZeroは40blockでの運用が始まった。(こちらを参照)
block数が増えるとより精度の高い対局を行えるが、時間は数十倍以上かかる短所がある。
しかし、20blockと比べて強くなっており、ELFOpenGoとも互角に近い戦績を示した。
現在は囲碁AIで研究する時代なので、ぜひLeelaZeroの最新版を使用してみてほしい。

ただ、使用上の注意として40blockの動作はかなり重いという点である。
高いスペックのPCを活用しても探索速度は遅く、根気よく使う必要があるようだ。
クラウドサービス(AWSなど)を課金して使用するなど、工夫することが求められる。
使用側の立場からすると、探索数を稼ぎづらいので使いにくいという意見もありそうだ。

新技術が発見されない限り、AlphaGoZero方式の強化方法が採用されることは間違いない。
マシンパワーの競争となるため、開発側として相当疲弊していることは想像に難くない。
限られたリソースで効率良く開発を進められるかが今後の開発活発化の課題に思われる。

「編集後記」
block数はニューラルネットワークの層を表しています。
Policy-network、Value-network等などで調べると大まかな概略が紹介されているはずです。
また、LeelaZeroに限らず、他の囲碁AIでも深く探索して選択肢が変わることは多いです。
検討時に探索数を稼げないのは致命的であり、しばらくELFOpenGoが主流になりそうです。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメント

  1. N.Kimura より:

    LeelaZeroで遊ばして頂いています。
    初心者のしつもんなのですが、
    leelaz-model-swa-8-64000_quantized.txt
    上記の「swa-8-64000」は何を意味するのでしょうか?

    それから、現在、i7 6core を使ってるのですが、GTX1080を
    追加して動かして見たいと考えています。
    Sabakiの設定はCPU版と同じで良いのでしょうか?

    • okao より:

      leelazのテキストラベルの意味は自分もはっきりした根拠を得ている訳でないため、ここでは明言を避けたいと思います。

      GTX1080なら相当な精度を期待できると思います。Sabakiで動かす場合はCPU版と同じ設定で構いませんが、ある時期にSabakiが更新されて以来、ブログで紹介した方法では動かせない報告が上がっています。様々な設定方法が紹介されていると思うので、他のサイトも参考にしてみてください。

  2. funky より:

    いつも貴重な情報ありがとうございます。 大変参考にさせていただいております。この度Ryzen 1700x gtx1060 6G win10 64 pro でLela zero とphoenixgoのgpu版を動かそうと思ったのですが、ご指示通りでうまく動きません。cpu onlyでは無事動くのですが、AMDは相性悪いのでしょうか?

    • okao より:

      原因はわかりませんので、応急処置としてバージョンを下げる方法があります。幸い、低いバージョンではブログ掲載の方法で動作できます。

  3. funky より:

    Lela zero はまだうまくいきませんが、Phoenixgo のgpu版はCUDA 10で途中でカスタムインストールでうまくいきました。偶然で試行錯誤の末でした。ヒントありがとうございました。