2018中信証券杯世界囲碁AI大会ー二日目

8月14日に中国・南寧で「2018中信証券杯世界囲碁AI大会」の二日目が行われた。
準決勝三番勝負は日本のAQと中国の星陣囲碁が勝ち抜き、決勝七番勝負に進出した。
決勝戦の一部が行われたが、AQが1勝3敗となり苦しい展開となった。
以下に本日の結果をまとめたので参照ください。

【8月14日(火):準決勝三番勝負の結果】
AQ(日)2-1章鱼围棋(中)
第1局:章鱼围棋、白中押し勝ち
第2局:AQ、白中押し勝ち
第3局:AQ、黒中押し勝ち

星陣囲碁(中)2-0ELFOpenGo(米)
第1局:星陣囲碁、白中押し勝ち
第2局:星陣囲碁、黒中押し勝ち

【8月14日(火):決勝七番勝負の結果】
AQ(日)1-3星陣囲碁(中)
第1局:星陣囲碁、白中押し勝ち
第2局:AQ、白半目勝ち
第3局:星陣囲碁、白中押し勝ち
第4局:星陣囲碁、黒中押し勝ち

戦前、星陣囲碁が圧倒的な実力で決勝戦を制すと考えられていた。
しかし、AQが第2局を制したことより、星陣囲碁に僅かな勝機があることを証明している。
明日行われる対局で連勝して逆転優勝を果たすことができるか、注目していきたい。
さて、対局を振り返っていきます。


【実戦譜:囲碁AIの手厚さ】
黒番が星陣囲碁、白番はAQです。
黒2のハサミは右下の黒を補強しながら右辺に黒陣を築く意図。
白3から9と隅に食い込んだ後、囲碁AIは黒Aと素直にツグことはほぼありません。
理由の一つは、仮に黒Aとツナいでも白Bの味が残るため、右辺が地になりづらいからです。


黒10、12と手厚く打つのが囲碁AI特有の打ち方です。
人間的には足が遅いように見えますが、右辺は広く構えているので黒悪くないと見ています。
囲碁AIはスピード重視の打ち方が多い一方、こうした手厚い側面も持っています。
結果、白半目勝ち。

「編集後記」
日本のエースであるAQが世界戦決勝戦に上り詰めました。
決勝戦は厳しい戦いになりますが、逆転三連勝を決めて優勝を持ち帰ってほしいところ。

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