新手法への対抗策

囲碁AIの手法が有力と見れる傾向ですが、少しずつ対抗策が研究され始めました。
必ずしも正しいとは限らず、誤った手を示す可能性があり鵜呑みにするのは危険なようです。
今回紹介する手法も、ほとんどの囲碁AIが示す打ち方で対策を立てる必要があるでしょう。


【テーマ図:囲碁AI手法の打破】
黒1のカカリに白2、4と手堅く受ける手を囲碁AIはよく示します。
地を稼ぎながら左下の黒を重くして、左辺の補強を強制する意図があります。
黒Aなど受ければ無難ですが、足が遅い展開になりやすいため工夫したいところです。


黒5と左辺に大きな黒陣を敷く方針が面白い。
白6の受けは黒7、9と左上の白に働きかけて左上の黒を整備していきます。


白10から14は無難な受けですが、黒15のオシが見た目以上に厚い手です。
左上の白がダメヅマリになっており、将来的に様々な狙いや利きが生じるからです。
このまま、左辺が黒地になるのは白望ましくない展開となるため踏み込んでいきます。


白16の様子見に、黒17と反撃するのが鋭い返し技でした。
白18と受けさせて左辺を重くした後、黒19を利かしてから黒21と封鎖するのが好手順。
外回りの黒は薄く見えますが、見た目以上にこの包囲網を突破するのが難しいです。


白22と脱出を試みた瞬間、黒23と相手の出方を見るのが好タイミング。
白24の受けが相場の進行ですが、Aが利くため黒25で白の進出を止めています。
また、白Bで左上の黒四子を取っても、黒Cと外周を厚くされては白不満でしょう。
△と▲の交換が黒にとって都合の良い利かしとなっているのが黒の自慢です。


【参考図1:ノゾキの意味Ⅰ】
単に白1と左辺を割るのは工夫不足です。
黒2、4と白の根拠を奪いながら左下の黒を逃げ出す調子を与えるため白望ましくない展開。


【参考図2:ノゾキの意味Ⅱ】
白1に黒2と素直に受けるのは、白3と左辺を占められて白にゆとりある形を許します。
仮に黒Aと追及されても、白Bのツケからサバけるので前図とは大違いです。
こういった意味もあり、白1はできれば利かしたいところなのです。

「編集後記」
最近は忙しくて目が回りそうな日々を過ごしています。
お盆休みを心置きなく過ごせるよう、明日も頑張っていきますか。

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