第5回国手山脈杯世界囲碁大会ー2日目

7月29日に韓国で「第5回国手山脈杯世界囲碁大会」の2日目が行われた。
台湾の王元均八段が世界戦優勝クラスの棋士を次々に打ち破る快進撃を見せている。
明日の決勝戦では世界一の打ち手である朴廷桓九段と対決する予定だ。
以下に本日の結果をまとめたので参照ください。(左側が勝者)

【7月29日(日):準決勝の結果】
<世界最強戦>
朴廷桓九段(韓)ー廖元赫六段(中)
王元均八段(台)ー金志錫九段(韓)
<世界ペア碁戦>
李昌鎬九弾(韓)・陸敏全四段(中)ー高尾紳路九段(日)・呉侑珍六段(韓)
王磊八段(中)・黒嘉嘉七段(台)ー林至涵九段(台)・謝依旻六段(日)

【7月30日(月):決勝の組合せ】
<世界最強戦>
朴廷桓九段(韓)ー王元均八段(台)
<世界ペア碁戦>
李昌鎬九弾(韓)・陸敏全四段(中)ー王磊八段(中)・黒嘉嘉七段(台)

台湾の王元均八段は韓国の朴永訓九段、金志錫九段、中国の范胤七段を破っている。
今回世界戦優勝を果たせば、第11回LG杯(2007年)の周俊勲九段の優勝以来の快挙となる。
しかし、最後に立ちはだかるのは世界最強棋士である韓国の朴廷桓九段である。
決勝戦で母国に優勝の栄冠を持ち帰れるか、注目していきたい。
さて、対局を振り返っていきます。


【実戦譜:近代的な打ち方】

黒番が朴廷桓九段、白番が廖元赫六段です。
黒1のカカリに白2、4と受ける実戦例が増えてきています。
従来の考え方では、黒を固めてるため白悪い戦術として認知されてきました。
しかし、黒5を強制させて白6と足早に展開できるので有力な戦術として見直されています。


黒7のハサミは囲碁AIが推奨する位置。
白8と地に辛く収束しようとするのは、黒9から13が鋭い反発でした。
白は右下隅と中央が切り離されているため、苦しい戦いを強いられています。


右下の白二子を捨て石に、白14から16と下辺を分断する進行を選択。
しかし、黒17から19と下辺を固めながら右下の白の攻めを残せるので黒も悪くない展開。
研究途中の戦型なので、これからの研究でさらに難解な変化が現れるかもしれません。
結果、黒中押し勝ち。

「編集後記」
台湾の王元均八段は大きな結果を残せてないだけに、千載一遇のチャンスを掴みたいところ。
今回、世界戦優勝を果たせれば、それが自信となり一気に駆け上がるかもしれません。

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コメント

  1. 名無し より:

    コメント失礼します。
    台湾棋士で過去に世界戦優勝(LG杯)をされた周俊勲九段が居ます。

    • okao より:

      ご指摘ありがとうございました。第11回LG杯(2007年)に周俊勲九段が優勝していましたので修正しました。