2018Tencent杯世界囲碁AI大会8強戦11~12日目

7月19、20日に野狐囲碁で「2018Tencent杯世界囲碁AI大会」8強戦が行われた。
リーグ戦枠抜け確定は絶芸、星陣囲碁、ELFOpenGoとなり、残り一席の争いが熾烈だ。
AQとLeelaZeroの結果次第では、両者によるプレーオフ3番勝負も考えられる展開である。
以下に本日の結果をリーグ表にまとめたので参照ください。

絶芸 LeelaZero ELFOpenGo 星陣囲碁 AQ 章鱼囲碁 BADUKI DolBaram ポイント 順位
絶芸(中) 〇2-0 〇2-0 △1-1 〇2-0 〇2-0 〇2-0 11
LeelaZero(ベ) ×0-2 ×0-2 ×0-2 △1-1 〇2-0 〇2-0
ELFOpenGo(米) ×0-2 〇2-0 ×0-2 〇2-0 〇2-0 〇2-0
星陣囲碁(中) △1-1 〇2-0 〇2-0 〇2-0 〇2-0 〇2-0 11
AQ(日) ×0-2 △1-1 ×0-2 〇2-0 〇2-0 〇2-0
章鱼囲碁(中) ×0-2 ×0-2 ×0-2 ×0-2 〇2-0 〇2-0
BADUKI(韓) ×0-2 ×0-2 ×0-2 ×0-2 ×0-2 〇2-0
DolBaram(韓) ×0-2 ×0-2 ×0-2 ×0-2 ×0-2 ×0-2

【7月19日(木):11日目の結果】
絶芸     2-0章鱼囲碁
BADUKI2-0DolBaram
【7月20日(金):12日目の結果】
LeelaZero1-1AQ
星陣囲碁  2-0ELFOpenGo

AQはELFOpenGoに1勝するか、LeelaZeroが1敗すると枠抜けが確定する。
ただし、AQが2敗して敗れ、LeelaZeroが2勝して勝利した場合はプレーオフにもつれ込む。
(ポイントが並び、直接対決でも引き分けているため、プレーオフ3番勝負となる)
残りの対局でAQが枠抜けを果たせるか、注目していきたい。
さて、対局を振り返っていきます。


【実戦譜:最近の手法】
黒番がELFOpenGo、白番がAQです。
白1、3と受けてるのが最近よく打たれる手法の一つ。
黒4で上辺を固める調子を与えるようですが、白5と荒らす手段があり対応が悩ましいです。
ここで、ELFOpenGoは明るい発想で現局面を切り抜けていきます。


黒6、8と大場に走るのが柔軟な石運び。
白9で右上の黒二子に圧力をかけられても、軽く見て黒10と好点に回るのが好判断。
局地戦に固執せずに、局面全体を使う囲碁AIらしい対処でした。


白11の打ち込みに黒12と相手の出方を聞いたのが面白い。
右上の黒二子は軽い石なので、白13と打たれてもそこまで痛手になりません。
黒Aと荒らす手を残しつつ、黒14と封鎖して左辺の白にプレッシャーをかけて黒好調。
結果、黒中押し勝ち。

「編集後記」
リーグ戦の最終局面でAQの枠抜けが本格的に見えてきました。
決勝トーナメントに進出できるよう、頑張ってほしいですね。

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