2018Tencent杯世界囲碁AI大会8強戦9~10日目

7月17、18日に野狐囲碁で「2018Tencent杯世界囲碁AI大会」8強戦が行われた。
上位のLeelaZeroが大きく負け越したことにより、AQの4位枠抜けの希望が見えてきた。
絶芸、ELFOpenGo、星陣囲碁の枠抜けはほぼ確定なので、残り1席の争いが注目だ。
以下に本日の結果をリーグ表にまとめたので参照ください。

絶芸 LeelaZero ELFOpenGo 星陣囲碁 AQ 章鱼囲碁 BADUKI DolBaram ポイント 順位
絶芸(中) 〇2-0 〇2-0 △1-1 〇2-0 〇2-0
LeelaZero(ベ) ×0-2 ×0-2 ×0-2 〇2-0 〇2-0
ELFOpenGo(米) ×0-2 〇2-0 〇2-0 〇2-0 〇2-0
星陣囲碁(中) △1-1 〇2-0 〇2-0 〇2-0 〇2-0
AQ(日) ×0-2 ×0-2 〇2-0 〇2-0 〇2-0
章鱼囲碁(中) ×0-2 ×0-2 ×0-2 〇2-0 〇2-0
BADUKI(韓) ×0-2 ×0-2 ×0-2 ×0-2 ×0-2
DolBaram(韓) ×0-2 ×0-2 ×0-2 ×0-2 ×0-2

【7月17日(火):9日目の結果】
星陣囲碁     2-0LeelaZero
ELFOpenGo2-0BADUKI
【7月18日(水):10日目の結果】
絶芸      2-0AQ
章鱼囲碁2-0DolBaram

LeelaZeroは章鱼囲碁に勝利すると思われるので6ポイントはほぼ確定である。
仮にAQがELFOpenGoに勝利しても、LeelaZeroに敗れると8ポイントで並ぶ。
その場合、ポイントが並ぶと直接対決で敗れているため、順位は下位に落とされてしまう。
実質、AQvsLeelaZeroの直接対決が枠抜け最終決戦となるようだ。
さて、対局を振り返っていきます。


【実戦譜1:囲碁AIのマネ碁】
黒番が絶芸、白番がAQです。
囲碁AI同士の対局でマネ碁が生じたのは非常に珍しいです。
以前の絶芸は人間に敗れている対局のほとんどがマネ碁であり、苦手としていたようだ。
ただ、今回は序盤の早い段階で黒11とマネ碁を封じており、ある程度対策ができている。
Zenも比較的早く天元に打って力戦に持ち込む傾向が見られる。
結果、黒中押し勝ち。



【実戦譜2:暴走状態?】
黒番がLeelaZero、白番が星陣囲碁です。
黒1のツケは白Aに打たれてハッキリ悪手になっています。
若干白優勢であるため、暴走した可能性は否めませんが原因は明らかになっていません。
今まで安定した挙動を見せていただけに、今後の対局に不安要素が残る結果となった。
結果、白中押し勝ち。

「編集後記」
リーグ戦後半で囲碁AI特有の不可解な動きや飛躍した手が見られ、面白くなってきました。
残り4日となった8強戦の模様を最後まで追っていきたいと思います。

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