2018Tencent杯世界囲碁AI大会8強戦7~8日目

7月15、16日に野狐囲碁で「2018Tencent杯世界囲碁AI大会」8強戦が行われた。
絶芸が全勝街道を走ると思われたが、シチョウの読み違いで敗れる番狂わせが起きた。
優勝本命の絶芸でさえ、シチョウのミスが起こるのでこの課題を解決するのは難しいようだ。
以下に本日の結果をリーグ表にまとめたので参照ください。

絶芸 LeelaZero ELFOpenGo 星陣囲碁 AQ 章鱼囲碁 BADUKI DolBaram ポイント 順位
絶芸(中) 〇2-0 〇2-0 △1-1 〇2-0
LeelaZero(ベ) ×0-2 ×0-2 〇2-0 〇2-0
ELFOpenGo(米) ×0-2 〇2-0 〇2-0 〇2-0
星陣囲碁(中) △1-1 〇2-0 〇2-0 〇2-0 7
AQ(日) ×0-2 〇2-0 〇2-0 〇2-0
章鱼囲碁(中) ×0-2 ×0-2 ×0-2 〇2-0
BADUKI(韓) ×0-2 ×0-2 ×0-2 ×0-2
DolBaram(韓) ×0-2 ×0-2 ×0-2 ×0-2

【7月15日(日):7日目の結果】
AQ  2-0DolBaram
章鱼囲碁2-0BADUKI
【7月16日(月):8日目の結果】
絶芸     1-1星陣囲碁
ELFOpenGo2-0LeelaZero

絶芸の残り3戦は下位の囲碁AIとの対決なので枠抜けは当確と言って良さそうだ。
残りの2位から5位が拮抗しており、直接対決の結果次第で大きく戦況が変化する。
AQが「絶芸、LeelaZero、ELFOpenGo」に勝利できるかが今後の焦点となりそうだ。
さて、対局を振り返っていきます。


【実戦譜1:シチョウの逃げ出し】
黒番は絶芸、白番は星陣囲碁です。
シチョウが悪いにも関わらず、黒1と逃げ出してしまうのが囲碁AIの短所です。
他の囲碁AIもシチョウが読めないため、このような現象が起こることが多々あります。
この損を境に絶芸は大きく乱れていき、短手数での投了となりました。
結果、白中押し勝ち。



【実戦譜2:華麗な転身】
黒番がELFOpenGo、白番がLeelaZeroです。
黒1から5と右辺を割った瞬間、白6と右辺に圧力をかけるのが面白い。
白は右辺の黒に働きかけながら▲の動き出しを牽制する意図があります。
しかし、ELFOpenGoはそれを上回る石運びを見せ、局面を打開していきます。


黒7と頭を出して反発するのが好手。
当然、白8と右辺を裂かれますが、黒9を利かしてから黒11と封鎖するのが柔軟でした。
右辺の白は包囲されているので受ける必要がありますが・・・。


白12と連絡されても、黒17と白の薄みを突けるので黒有利な戦いに持ち込めます。
白の追及を鮮やかにかわすELFOpenGoの技が光った好局と言えるでしょう。
結果、黒中押し勝ち。

「編集後記」
土曜日の夕方から日曜日まで体調を久々に崩してぐったりしていました。
自分はしばらくトイレから出れない状況になり流石に参りましたね。
皆さんも夏に体調を崩すと悲惨なので、お気をつけください。

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