2018Tencent杯世界囲碁AI大会8強戦二日目

7月10日に野狐囲碁で「2018Tencent杯世界囲碁AI大会」8強戦の二日目が行われた。
予選4位と5位の対決は星陣囲碁に軍配が上がり、AQの枠抜けが厳しい戦況となった。
上位4チームの囲碁AIは非常に強力で、4強の壁を打ち破るのは容易でないようだ。
以下に本日の結果をリーグ表にまとめたので参照ください。

絶芸 LeelaZero ELFOpenGo 星陣囲碁 AQ 章鱼囲碁 BADUKI DolBaram ポイント 順位
絶芸(中) 〇2-0
LeelaZero(ベ) 〇2-0
ELFOpenGo(米) 〇2-0
星陣囲碁(中) 〇2-0
AQ(日) ×0-2
章鱼囲碁(中) ×0-2
BADUKI(韓) ×0-2
DolBaram(韓) ×0-2

黒番白番を交代して2局行う最大の理由は、勝負の公平性を保つことである。
囲碁AIは白番有利と判断するため、ニギリでは対局開始前から優劣が生じてしまうからだ。
実際、強い囲碁AIほど早い段階で勝率の偏りが極端に大きくなるため、見切りが早いようだ。
さて、対局を振り返っていきます。


【実戦譜:独特な感覚】
黒番がAQ、白番が星陣囲碁です。
白1、3は今では有力な受け方として打たれるようになりました。
右上の黒を重くすることで上辺への受けを強制し、手番を奪う狙いがあります。
また、黒Aと構えると白Bから荒らす狙いがあり見た目ほど黒得していないようです。


黒4と右上を補強するのは当然の一手に見えます。
しかし、白5から9と利かされた際、黒4の配石が若干甘いので白悪くない展開でしょう。
通常は黒の実利が大きいワカレですが、現局面は上辺に黒が偏り過ぎでバランスが悪いです。


黒12に白13と自身の安全を確かめるのが冷静。
周囲の白に憂いがなくなれば、左辺の黒を一方的に攻められるので白十分な流れです。
特別な手法を用いずに、黒の発展性を制限しながら白は局面広く使える碁形に導いています。
結果、白中押し勝ち。

「編集後記」
大会模様を逐一追う予定でしたが、全部取り上げると膨大な時間がかかりそう・・・。
AQが出場する日だけ成績をまとめていこうかなと思います。

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