第23回三星火災杯世界囲碁マスターズ統合予選2回戦(1)

7月3日に韓国で「第23回三星火災杯世界囲碁マスターズ」の統合予選2回戦が行われた。
現在は誰しも囲碁AIを活用できるため、実力の差が急激に縮まりつつあると言われている。
実際、中国の柁嘉熹九段が姿を消すなど、世界戦常連であっても一筋縄とはいかないようだ。
以下に対戦結果とまとめたので参照ください。(左側が勝者)

【7月3日(火):予選2回戦の結果】
韓国168名→112名、中国83名→70名、日本25名→12名、台湾14名→7名、海外16名→8名
<A組>
劉星七段(中)ー蔡丞韋三段(台)
陳劭全初段(台)ー佐田篤史三段(日)
朴永龍四段(韓)ー梁寓皙三段(韓)
檀嘯九段(中)ー大西竜平三段(日)
趙晨宇六段(中)ー秦悅欣四段(中)
韓相朝初段(韓)ー朴硬根五段(韓)
崔源進アマ(韓)ー許映皓九段(韓)
宋泰坤九段(韓)ー金起用八段(韓)
<B組>
党毅飛九段(中)ー呉柏毅四段(日)
尹畯相九段(韓)ー朱亨煜八段(韓)
李承俊初段(韓)ー安祚永九段(韓)
朴進率八段(韓)ー陳祈睿五段(台)
朴鐘勳三段(韓)ー本木克弥八段(日)
林君諺七段(台)ー崔宰榮四段(韓)
金炯佑八段(韓)ー李沇初段(韓)
楊鼎新七段(中)ー崔原踊七段(韓)
<C組>
朴炫洙二段(韓)ー柁嘉熹九段(中)
張濤六段(中)ー王元均八段(台)
陳梓健六段(中)ー李澤銳初段(中)
尹燦熙七段(韓)ー金榮三九段(韓)
李勇秀八段(韓)ー賴均輔三段(台)
金希洙初段(韓)ー廖行文六段(中)
朴永訓九段(韓)ー朴時烈六段(韓)
林進煜アマ(韓)ー玉得真八段(韓)
<D組>
偰玹準四段(韓)ー申潤昊二段(韓)
沈沛然三段(中)ー王智弘初段(台)
原正和二段(日)ー文智煥初段(韓)
柳珉瀅六段(韓)ー崔基勳六段(韓)
周睿羊九段(中)ー趙漢乘九段(韓)
李翔宇五段(中)ー李賢虎四段(韓)
金成進五段(韓)ー李賢旭八段(韓)
朴鎭鍈三段(韓)ー許皓鋐五段(台)
<E組>
朴常鎭三段(韓)ー蕭正浩九段(台)
羅玄九段(韓)ー佐藤優太二段(日)
張立六段(中)ー楊一四段(中)
韓尚勲八段(韓)ー横塚力三段(日)
崔暎讚三段(韓)ー姜昌培三段(韓)
江維傑九段(中)ー鄭誓儁二段(韓)
何暘三段(中)ー郭信驛五段(中)
韓鐘振九段(韓)ー金有煥アマ(韓)
<F組>
朴材根三段(韓)ー黄明宇二段(中)
劉云呈初段(中)ー趙完珪アマ(韓)
李炯珍四段(韓)ー村川大介八段(日)
李元榮七段(韓)ー西健伸二段(日)
廖元赫六段(中)ー朴埈奭五段(韓)
曹瀟陽五段(中)ー李春揆六段(韓)
元晟溱九段(韓)ー鍾文靖六段(中)
時越九段(中)ー孫騰宇七段(中)
<G組>
李映九九段(韓)ー内海晃希二段(日)
朴正祥九段(韓)ー柳昌柱初段(韓)
溫昭珍八段(韓)ー陳玉儂四段(中)
伊凌濤五段(中)ー崔明勳九段(韓)
連笑九段(中)ー趙鏡鎬六段(韓)
黄世元二段(台)ー金相天アマ(韓)
韓昇周五段(韓)ー一力遼八段(中)
李元道六段(韓)ー韓雄奎六段(韓)
<O組(45才以上)>
金秀壯九段(韓)ー金秀壯九段(韓)
方捷七段(中)ー許壯會九段(韓)
張秀英九段(韓)ー鄭壽鉉九段(韓)
徐奉洙九段(韓)ー金鐘秀八段(韓)
車修權七段(韓)ー中根直行九段(日)
安官旭九段(韓)ー羅鐘勳八段(韓)
朴勝文七段(韓)ー尹鍾燮四段(韓)
金俊永六段(韓)ー文明根九段(韓)
<P組(45才以上)>
小松英樹九段(日)ー金日煥九段(韓)
白成豪九段(韓)ー後藤俊午九段(日)
柳時熏九段(日)ー金榮桓九段(韓)
金東勉九段(韓)ー金德奎九段(韓)
金基憲七段(韓)ー韓鐵均八段(韓)
崔珪昞九段(韓)ー朴振悅九段(韓)
朴映璨五段(韓)ー韓相烈六段(韓)
俞斌九段(中)ー趙大賢九段(韓)
<Q組(海外枠)>
Artem Kachanovsckyiー史幹生
Ali JabarinーFaishal Umar Fitrah
曾富康ー李云軒
Rit BencharitーMateo Nava Rivera
周廣ーAntonius Claasen
李立言ーMateusz Surma
Benjamin Dréan-GuénaïziaーSantiago Andres Tabares
Dusan MiticーAnasiasia Khlepetina
<R組(女流枠)>
李鑫怡二段(中)ーDiana初段(韓)
金彩瑛四段(韓)ー宋彗領二段(韓)
高星四段(中)ー周泓余四段(中)
朴泰姬二段(韓)ー陸敏全四段(中)
李映周二段(韓)ー都恩教初段(韓)
芮廼偉九段(中)ー呉侑珍六段(韓)
於之瑩六段(中)ー曺承亜初段(韓)
潘陽三段(中)ー李裕眞初段(韓)
<S組(女流枠)>
藤沢里菜四段(日)ー姜多情二段(韓)
趙惠連九段(韓)ー金京垠初段(韓)
呉政娥三段(韓)ー金伸英二段(韓)
金美里四段(韓)ー奥田あや三段(日)
上野愛咲美二段(日)ー李多慧四段(韓)
李小溪三段(中)ー金多瑛三段(韓)
崔精九段(韓)ー李度弦初段(韓)
金秀眞五段(韓)ー許瑞玹初段(韓)

2回戦に日本棋士18名が参戦し、5名が三回戦進出を決めた。
本戦枠抜けまでの道のりはまだまだ遠いが、一人でも多く抜けられるよう頑張ってほしい。
明日は2回戦の残りが行われ、日本棋士は7名が出場する予定だ。
さて、対局を振り返っていきます。


【実戦譜:流行の兆し】
黒番が韓昇周五段、白番が一力遼八段です。
黒2、4の受けに白5から7と形を決めにいくのが最近よく目にする変化の一つ。
白は右辺で厚い形を築くことで、間接的に左辺の黒陣を薄くする狙いがあります。
(厚みを背景に左辺への打ち込みが成立しやすくなるため)


黒8とハネた瞬間、白9から11と切断するのが白の狙いです。
右下隅が白の場合に成立する手段の一つで、少しずつ実戦例が増えているような気がします。


黒12、14と応じる一手だが、白25まで手数が増えると次に白Aで黒が取られてしまいます。
黒は右上に手を戻さざるを得ない格好ですが・・・。


黒28に白29、31と右下隅を固めながら守るのが手厚い。
黒34と左上一帯の勢力圏を広げても、隙の多い構えなので若干白打ちやすい形勢です。
右上隅の黒への寄り付きが残っており、右上の白は眼形豊富な形をしているのが白の自慢。
しかし、一力八段は中盤の猛攻を支え切ることができず無念の敗退となった。
結果、黒中押し勝ち。

「編集後記」
ようやく、囲碁AI・PhoenixGoのGPU版を安定して動かせるようになりました。
三星杯統合予選が終わった後、または近日中に記事にしていこうかなと思います。

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