第23回三星火災杯世界囲碁マスターズ統合予選1回戦

7月2日に韓国で「第23回三星火災杯世界囲碁マスターズ」の統合予選1回戦が行われた。
各国から過去最多の383名の棋士達が参戦し、本戦入り19枠を目指す熾烈な戦いが始まった。
韓国は217名、中国は94名、日本は35名、台湾は21名、海外は16名が参戦している。
以下に対戦結果とまとめたので参照ください。(左側が勝者)

【7月2日(月):予選1回戦の結果】
韓国217名→168名、中国94名→83名、日本35名→25名、台湾21名→14名、海外16名
<A組>
劉星七段(中)ー洪性志九段(韓)
趙晨宇六段(中)ー許進四段(韓)
崔源進アマ(韓)ー金東佑初段(韓)
<B組>
呉柏毅四段(日)ー嚴動虔アマ(韓)
本木克弥八段(日)ー尹睿成初段(韓)
金炯佑八段(韓)ー康又赫二段(韓)
<C組>
柁嘉熹九段(中)ー辻篤仁初段(日)
賴均輔三段(台)ー金亨奐七段(韓)
朴永訓九段(韓)ー小松大樹三段(日)
<D組>
申潤昊二段(韓)ー朴鍾昱アマ(韓)
趙漢乘九段(韓)ー坂井嵩司初段(日)
金成進五段(韓)ー夏晨琨六段(中)
<E組>
蕭正浩九段(台)ー魏太雄三段(韓)
崔暎讚二段(韓)ー丁世雄四段(中)
何暘三段(中)ー洪基杓八段(韓)
<F組>
黄明宇二段(中)ー盧奕銓二段(台)
廖元赫六段(中)ー張健賢三段(韓)
鍾文靖六段(中)ー車芙一初段(韓)
<G組>
内海晃希二段(日)ー宣承旼初段(韓)
連笑九段(中)ー金基原五段(韓)
韓昇周五段(韓)ー崔光戶初段(韓)
<H組>
羋昱廷九段(中)ー簡靖庭三段(台)
鄔光亜六段(中)ー李炫準二段(韓)
古霊益六段(中)ー金明訓六段(韓)
<I組>
范廷鈺九段(中)ー伊田篤史八段(日)
黄云嵩六段(中)ー劉宇航二段(中)
韓一洲六段(中)ー李柱衡初段(韓)
<J組>
李宰成アマ(韓)ー安亨浚五段(韓)
范胤七段(中)ー林立祥七段(台)
李志賢七段(韓)ー劉栽豪七段(韓)
<K組>
陶欣然七段(中)ー陳時暎七段(韓)
金政勳アマ(韓)ー全勇洙初段(韓)
李維四段(台)ー李相勲九段(韓)
戎毅五段(中)ー金世東六段(韓)
<L組>
広瀬優一二段(日)ー金大容六段(韓)
林彥丞二段(台)ー文鍾皓初段(韓)
朴河旼三段(韓)ー陳翰祺二段(中)
宋圭相二段(韓)ー呉長煜三段(韓)
<M組>
金眞輝三段(韓)ー彭立嶢六段(中)
蔣其潤五段(中)ー朴志雄アマ(韓)
謝科六段(中)ー秋山次郎九段(日)
李軒豪七段(中)ー金明完八段(韓)
<N組>
尹赫八段(韓)ー朴大榮二段(韓)
李雨昂初段(中)ー裵俊熙五段(韓)
洪旼杓九段(韓)ー牛詩特初段(台)
<O組(45才以上)>
金秀壯九段(韓)ー大矢浩一九段(日)
張秀英九段(韓)ー鄭壽鉉九段(韓)
車修權七段(韓)ー金哲中三段(韓)
朴勝文七段(韓)ー石田篤司九段(日)
<P組(45才以上)>
小松英樹九段(日)ー鄭大相九段(韓)
金榮桓九段(韓)ー徐能旭九段(韓)
韓鐵均八段(韓)ー高在熙八段(韓)
朴映璨五段(韓)ー金成來五段(韓)
<R組(女流枠)>
李鑫怡二段(中)ー李玟眞八段(韓)
金彩瑛四段(韓)ー李赫五段(中)
宋彗領二段(韓)ー張兮領初段(韓)
高星四段(中)ー權孝珍六段(韓)
陸敏全四段(中)ー朴智英初段(韓)
朴泰姬二段(韓)ー朴志娟五段(韓)
李映周二段(韓)ー星合志保二段(日)
呉侑珍六段(韓)ー茂呂有紗初段(日)
芮廼偉九段(中)ー姜智洙初段(韓)
於之瑩六段(中)ーMariya初段(韓)
潘陽三段(中)ー李丹霏初段(韓)
李裕眞初段(韓)ー金旼柾初段(韓)
<S組(女流枠)>
藤沢里菜四段(日)ー俞俐均二段(台)
金京垠初段(韓)ー白昕卉初段(台)
趙惠連九段(韓)ー方若曦初段(中)
金伸英二段(韓)ー權周利二段(韓)
奥田あや三段(日)ー楊子萱二段(台)
金美里四段(韓)ー謝依旻六段(日)
李多慧四段(韓)ー鄭娟宇初段(韓)
李小溪三段(中)ー趙涓祐初段(韓)
金多瑛三段(韓)ー曹又尹三段(中)
崔精九段(韓)ー宋容慧五段(中)
許瑞玹初段(韓)ー汪雨博二段(中)
金秀眞五段(韓)ー尹渠二段(中)

日本棋士は17名中7名が2回戦へ勝ち上がる結果となった。
連日対局が行われるため、体力や精神面の強さも試される過酷な統合予選である。
明日、明後日の2回戦から手空きの棋士が参戦するため、さらに厳しい戦いが予想される。
前回は小松英樹九段のみが予選抜けたので、今回はそれ以上の結果に期待したいところだ。
さて、対局を振り返っていきます。


【実戦譜:強烈な一打】
黒番が金彩瑛四段、白番が李赫五段です。
黒1と急所を突かれた瞬間、白2と強く応じたのがやり過ぎ。
この瞬間、黒から強手があるので白Aと連絡を図るのが堅実だったようです。


黒3と白4を交換してから黒5とナラぶのが好手。
AとBが見合いで白陣を突破できたのが大きく、形勢は黒に傾いていきます。


白6、8と左下の補強しますが、黒9から13と下辺の白を分断できれば黒十分な戦果です。
右下の厚みが控えているため、下辺の黒陣は見た目以上に深くなっているのが黒の自慢。
僅か数手の折衝で大きく形勢が傾くのが序盤の怖い要素と言えるでしょう。
結果、黒中押し勝ち。


【参考図:無難な受け方】
実戦の狙いを防ぐ必要があるので、白2と受ける一手でした。
黒3と追及されても、白4から6と守れば中央の黒二子が弱い石となるので白戦えます。


黒7の動き出しには白8、10と黒を攻めながら中央に進出して白十分な展開。
左下の白はAとBが見合いで厳しい攻めが続かず、黒の追及が空振りした格好となります。

「編集後記」
明日から手空きの棋士も合流するので、日本勢が2回戦突破できるかが一つの山場です。
統合予選で日本棋士が一人でも多く枠抜けしてほしいですね。

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