第7回世界女子囲碁団体戦ー初日

5月10日に中国で「天台山・森然楊帆杯第7回世界女子囲碁団体戦」が開幕した。
本棋戦は日中韓台の4カ国から各3名の女流棋士が出場し、総当たり戦で争われる。
持時間は2時間+秒読み1分5回の中国ルール(コミ7目半)で行われる。
優勝賞金は30万元(約518万円)、準優勝15万元、3位10万元、4位5万元だ。
以下に本日の結果をまとめたので参照ください。(左側が勝者)

【5月10日(水):1回戦の結果】
<中国ー韓国>
於之瑩六段(中)ー崔精九段(韓)
芮乃偉九段(中)ー呉侑珍五段(韓)
金彩瑛四段(韓)ー李赫五段(中)
<台湾ー日本>
黒嘉嘉七段(台)ー謝依旻六段(日)
楊子萱二段(台)ー藤沢里菜四段(日)
上野愛咲美二段(日)張凱馨五段(台)

中国 韓国 日本 台湾 勝数 勝星 順位
中国 2-1
韓国 1-2
日本 1-2
台湾 2-1

日本は勢いのある3名を揃えた布陣だったが、初戦を落とし黒星スタートとなった。
中国と韓国に勝利することが優勝戦線に残る絶対条件となり、厳しい戦況に立たされている。
背水の陣となった日本、明日の韓国戦で勝利を掴めるか、注目していきたい。
さて、対局を振り返っていきます。


【実戦譜1:持ち味の力強さ】
黒番は張凱馨五段、白番は上野愛咲美二段です。
黒1の切りは中央の薄みを突く厳しい手に見えます。
この勝負所を上野二段がどう乗り切っていったか、追っていきます。


白2、4と整形するのは常套手段。
見た目は黒5、7と出られて、中央の白が窮屈に見えますが・・・。


白8、10と脱出を図るのが好手。
黒11から13と中央の負担を重くしながら出られますが、構わず白14、16と整形します。
白Aなど右辺の黒に寄り付く狙いがあり、右辺の白は見た目以上に粘りの利く格好です。
黒は右辺が攻めきれないので、上辺のシノギに手を戻す必要があります。


黒17と連絡を図るのは仕方ないところ。
白18、20と中央の攻めに切り替えたのが機敏で、力関係は白に大きく傾きました。
その後も上野二段は柔軟かつ力強く打ち進め、安定した収束を見せました。
結果、白中押し勝ち。

「編集後記」
日本は厳しいスタートを切りましたが、明日の韓国戦に勝てばまだまだわかりません。
この正念場を越えて、優勝戦線に残ってほしいところですね。

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