ワールド碁チャンピオンシップ2018ー第1戦

3月17日に日本棋院で「ワールド碁チャンピオンシップ2018」が開幕した。
本棋戦は日中韓台のトップ棋士6名により、世界一の称号をかけて争われる。
持時間3時間、残り5分より1分の秒読み、日本ルールのコミ6目半で行われた。
優勝賞金は2000万円、準決勝500万円、3・4位500万円、5・6位100万円だ。
以下に本日の結果と明日の組合せをまとめたので参照ください。(左側が勝者)

【3月17日(土):1回戦の結果】
山下敬吾九段(日)ー王元均八段(台)
柯潔九段(中)ー申眞諝八段(韓)

【3月18日(日):準決勝の組合せ】
井山裕太九段(日)ー山下敬吾九段(日)
朴廷桓九段(韓)ー柯潔九段(中)

日本の山下九段が準決勝に駒を進めたことにより、日本の決勝進出が約束された。
ここ十数年、日本の世界戦優勝の記録がないので今度こそチャンスを掴んでほしいところだ。
対局の様子は「日本棋院囲碁チャンネル」で中継されるのでぜひご覧ください。

序盤で黒四子を制しながら左下の白をシノぎ切り、山下九段が流れを掴む(白60)。
王八段が放った黒89のツケが渾身の勝負手で徐々に先行きが不透明になっていく。
黒123で左下の白と絡めるように攻めていたら、白頓死していたかもしれない戦況だった。
最後は白150から154と左辺の黒を分断したのが決め手となり、山下九段が勝利を収めた。

序盤は囲碁AI特有の手法が随所に見られる布石なった。
右辺の攻防で白58、60を決めて、白62とコウ材作りの含みを持たせた様子見が絶妙だった。
しかし、白104で下辺を生きずに捨てる選択をしたのが混戦模様となった原因のようだ。
終盤以降も難しい攻防が続いたが、柯潔九段が着実にポイントを稼いで辛勝した。

「編集後記」
明日もこちらで解説・応援枠を10時頃から取る予定なので、ぜひお越しください。
山下九段は相当危ない戦況で、生放送していた時は取られるのではとヒヤヒヤしました。
内容はともかく、結果として日本の決勝進出が決定したので明日は安心して見れますね。

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