SENKOCUPワールド碁女流最強戦2018ー準決勝

3月15日に日本棋院で「SENKOCUPワールド碁女流最強戦2018」の準決勝が行われた。
日本の藤沢里奈三段は黒嘉嘉七段の手厚い石運びを攻略できず、無念の敗退となった。
以下に本日の結果と明日の組合せをまとめたので参照ください。(左側が勝者)

【3月15日(木):準決勝結果】
於之瑩六段(中)ー崔精九段(韓)
黒嘉嘉七段(台)ー藤沢里菜三段(日)

【3月16日(金):決勝、3位決定戦組合せ】
<決勝戦>於之瑩六段(中)ー黒嘉嘉七段(台)
<3位戦>崔精九段(韓)ー藤沢里菜三段(日)

最近は「日本棋院囲碁チャンネル」で主要な棋戦を中継する試みがなされている。
棋士の真剣勝負がどういったものかを発信されるのは囲碁普及への大きな一歩となりそうだ。
本棋戦で世界の女流棋士を初めて見た方がいるなど、認知度を上げる手助けにもなっている。
限られた設備で放送環境を整えるのは苦難の道だが、今後の発展に大きく期待したいところ。

藤沢三段は足早に展開するも、右辺の黒二子を取られ(白72)黒嘉嘉七段が打ちやすく碁形だ。
中盤以降も堅実な収束を見せる黒嘉嘉七段だったが、終盤戦で僅かな間隙を生んだ(白168)。
その隙を的確に咎めて藤沢三段が優勢になるが、ヨセで損を重ねてしまい惜敗した(黒209)。
優勝戦線から外れてしまったが、3位決定戦も精一杯打ってほしいところだ。


於之瑩六段は9手目まで前局と同じ進行を選択しており、得意する布石のようだ。
黒13が隅を固めながら相手の石を攻める効率的な手として働くので有力と判断していそうだ。
崔精九段は厳しく追及して局面を動かす(白28)が、黒に冷静に対応されて早くも劣勢となる。
黒57が気づきにくい強打で取り返しのつかない差となり、勝敗は決した。

「編集後記」
本棋戦は日本主催なので棋譜を掲載することができず、文章のみの解説となっています。
明後日行われるワールド碁チャンピオンシップも同じ形式で掲載していく予定です。
また、土日は観戦枠を取ろうかなと考えているので、ぜひお越しください。

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