序盤早々の三々対策(1)

今回から大流行している序盤早々の三々対策を紹介していきます。
三々入りを打たれる実戦例が増えており、星にカカリを打つ方が珍しくなっています。
未だに未知な要素が多い手法ですが、現状で誰しも使える簡明策を中心に紹介する予定です。


【テーマ図:大流行の三々入り】
黒1の二間ジマリはAlphaGoが好む構え方の一つ。
白2に黒3と穏やかに受けた場合、黒5と三々入りする実戦例が多いです。
白AかBの何れかですが、簡明に打ちたい方には白Aとオサえる変化を強くオススメします。


白6から10と二段バネから左下隅の黒を取りにいくのが簡明策。
白は模様を築くのではなく、黒に模様を築かせない碁形に導くのが狙いです。


白16まで定石の進行ですが、周囲の白が強い局面なので▲の構えが薄くなっています。
また、左下単体で生き形となっており、中盤以降も心置きなく戦えるのも利点の一つです。


黒17、19と左辺に黒陣を築くなら、白20と下辺を広げながら右下の薄みを狙って白十分。
黒21と右辺にプレッシャーをかけられても、構わず白22と白模様拡大を図ります。
黒Aなど打ち込みが気になりますが、白B以下符号順でかわせます。(参考図参照)


黒23、25の出切りが気になる追及ですが、白26のツケが好手でサバけます。
黒の出方に応じて、白A~Dを使い分けられるので黒悩ましい局面です。


黒27には白28とハネ出すのが手筋です。
黒29、31と一杯に頑張られると白苦しい格好に見えますが・・・。


白32と黒33を交換して下辺の白を捨てやすくしてから、白34とツケるのが決め手です。
AやBの利きがあるため、右辺の▲が身動きが取りづらい格好となっています。
右下の白は取られますが、下辺を固めながら右辺の白を補強できれば白満足です。


【参考図1:黒の受け方】
黒2から6と下から受けるのも考えられます。
先ほどより右辺への利きが少ないため、黒支え切れそうな形に見えますが・・・。


白7を利かしてから白9、11と右辺の形を決めるのが簡明です。
下辺の味が残っているため、黒は強く反発することができません。


黒12から16が相場ですが、右辺の白を補強されているため手番を奪われてしまいます。
白21まで下辺を広げながら、AやBの大きなヨセを見れるので白の楽しみが多い局面です。


【参考図2:サバキの手筋】
通常、黒1の打ち込みは厳しい追及です。
しかし、現局面では白2、4と右上隅にサバキを求めて白十分な碁形を築けます。


周囲に黒がいるので、黒5から7には白8と右上隅で治まる図を目指すところ。
白14まで、黒は右辺を分断できましたが、A周辺が薄いため△を追及しづらい格好です。
下辺には白も控えており、黒の厳しい攻めが望めず白の実利が光る局面でしょう。


【参考図3:先が見通しづらい】
白1と押さえるのも自然な対応。
しかし、黒2から8と先手を取られた後、黒10と左辺を割られると先の打ち方が難しいです。
これでも白打てそうですが、左下の白が攻められる可能性があるためオススメできません。

「編集後記」
序盤から中盤始めの話に突入してしまい、若干話が脱線してしまいました。
次回はもう少し序盤に焦点を絞って解説できるよう工夫します。

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