2017利民杯世界囲碁星鋭最強戦ー32強戦

10月14日に中国浙江省の杭州棋院で「2017利民杯世界囲碁星鋭最強戦」が開幕した。
日本から六浦雄太七段、芝野虎丸七段、大西竜平三段が出場し、大西三段が勝ち進んだ。
以下に対戦成績をまとめたので参照ください。(左側が勝者)

【10/14(土):32強戦】
柯潔九段(中)ー胡子揚二段(加)
大西竜平三段(日)ーPavol Lisy初段(欧)
偰玹準三段(韓)ー崔暎讚二段(韓)
申旻埈六段(韓)ー韓一洲六段(中)
蔣其潤五段(中)ー楊鼎新六段(中)
丁世雄四段(中)ー廖元赫六段(中)
謝爾豪五段(中)ー黄云嵩六段(中)
李東勳九段(韓)ー范胤六段(中)
丁浩五段(中)ー辜梓豪五段(中)
王澤錦五段(中)ー芝野虎丸七段(日)
李欽誠九段(中)ー林君諺七段(台)
卞相壹六段(韓)ー趙晨宇五段(中)
宋知勳三段(韓)ー六浦雄太七段(日)
許嘉陽六段(中)ー楊楷文五段(中)
謝科四段(中)ー於之瑩六段(中)
申眞諝八段(韓)ー馬逸超五段(中)

【10/15(日):16強戦組み合わせ】
柯潔九段(中)ー大西竜平三段(日)
偰玹準三段(韓)ー申旻埈六段(韓)
蔣其潤五段(中)ー丁世雄四段(中)
謝爾豪五段(中)ー李東勳九段(韓)
丁浩五段(中)ー王澤錦五段(中)
李欽誠九段(中)ー卞相壹六段(韓)
宋知勳三段(韓)ー許嘉陽六段(中)
謝科四段(中)ー申眞諝八段(韓)

20歳以下の世界戦にも関わらず、世界戦常連の棋士が連なっている顔ぶれだ。
日本囲碁界も若手の活躍が目立ってきたものの、世界戦では出遅れている現実がある。
明日の16強戦で大西三段が柯潔九段を破り、日本の存在感を示してほしいところだ。
さて、対局を振り返っていきます。


【柯潔九段(黒)ー胡子揚二段:華麗なサバキ】
黒1に白2と根拠を奪うのは当然の態度。
黒3、5はアルファ碁の手法で様々な局面で打たれるようになりました。
白6と冷静に受けられると、黒の整形が難しく見えますが・・・。


黒7、9と押さえ込んだ時、AやBの利きがあるため白も容易ではありません。
白12以降の黒の打ち回しが素晴らしく、あっと言う間にサバキ形を築いていきます。


黒13の切りが絶妙な様子見でした。
白Aのハネを防ぎながら、BやCの利きを確実に残す意図があります。
白16、18は左辺の黒の攻めを横目に、下辺の黒にプレッシャーをかける狙い。
しかし、下辺の黒が軽い石になった短所もあり、結果的には白良くなかったようです。


黒19、21を利かし、黒23から27と下辺を捨て石にするのが好判断。
黒29まで、左辺を整形しながら△を孤立できた戦果が大きく、黒成功です。
白Aは黒Bで下辺の白に悪影響を与えるので白は切ることができません。
結果、黒中押し勝ち。

「編集後記」
明日は大西三段と世界一の打ち手である柯潔九段が激突します。
日本の若手棋士の実力がどこまで通用するのか、楽しみですね。

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