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【第13回春蘭杯世界選手権・2回戦】中国4、韓国3、台湾1の勢力図

7月31日に野狐囲碁で「第13回春蘭杯世界選手権」の2回戦が行われました。
日本は村川大介九段と余正麒八段が出場するも、ベスト16で姿を消す結果となりました。
以下に成績をまとめたので参照ください。(左側が勝者)

 

【7月31日(金):2回戦の結果】
柯潔九段(中)―姜東潤九段(韓)
連笑九段(中)―朴廷桓九段(韓)
唐韋星九段(中)―申旻埈九段(韓)
范廷鈺九段(中)―村川大介九段 (日)
朴永訓九段(韓)―余正麒八段(日)
卞相壹九段(韓)―楊鼎新九段(中)
申眞諝九段(韓)―許嘉陽八段(中)
許皓鋐六段(台)―陳耀燁九段(中)

 

【日程未定:準々決勝の組合せ】
柯潔九段(中)―許皓鋐六段(台)
連笑九段(中)―卞相壹九段(韓)
唐韋星九段(中)―朴永訓九段(韓)
范廷鈺九段(中)―申眞諝九段(韓)

 

台湾の許皓鋐六段が、時越九段と陳耀燁九段を破り、8強入りを決めました。
19歳の若手で、国内の十段戦3連覇など、台湾を代表する棋士に成長しています。
本棋戦の「台風の目」となるか注目の棋士です。

 

 

実戦譜1「1間バサミの流行手法」

黒番は范廷鈺九段、白番は村川大介九段です。
黒1、3は、流行手法の1つで実戦例が数多く存在します。
黒7と隅を固められるメリットもあり、知っておきたい手段です。

 

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実戦譜2「スピード重視の軽快石運び」

黒番は朴永訓九段、白番は余正麒八段です。
白1、3と右上の黒に迫ったのが好判断でした。
白5以下と黒の連絡を割きながら、整形して白悪くない展開です。
※こうした進行を避けるため、下記事の進行が多いです。

 

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実戦譜3「機敏な守りで突き放す」

黒番は姜東潤九段、白番は柯潔九段です。
黒1に白2と上辺に回ったのが機敏でした。
黒3で右上を大きく攻めようとしますが――、

白4以下と連絡を図ったのが、実戦的な判断でした。
石を補強しながら、地を稼げたので、白十分な展開です。

 

実戦譜4「実戦的な場合の手段」

黒番は許嘉陽八段、白番は申眞諝九段です。
黒1に白2、4と受けたのが、有力な場合の手段。
左下の補強と、左上の攻めを実現して、白悪くない戦いです。

黒5と白の不備をつきますが、白6以下と左辺を飲み込んで白十分。
例外的な手法であるも、この局面ではピッタリした石運びでした。

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